【桜花賞】「キングカメハメハ」の血を引く馬が5連勝中 パワーに優れた牝系、雨も歓迎なビップデイジーに注目
SPAIA編集部

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「キングカメハメハ」の血を引く馬が5連勝中
13日に阪神競馬場で行われる第85回桜花賞。先週土曜日にドバイワールドカップに出走(3着)したフォーエバーヤングの妹ブラウンラチェットも気になる存在だが、今回はビップデイジーに注目したい。
ビップデイジーは父サトノダイヤモンド、母ローズベリルで母の父はキングカメハメハ。直近の桜花賞では、この「キングカメハメハ」の血が重要なポイントとなっている。2020年の勝ち馬を振り返ってみよう。
<桜花賞・直近5年の勝ち馬>
2020年 デアリングタクト(母の父キングカメハメハ)
2021年 ソダシ(母の父キングカメハメハ)
2022年 スターズオンアース(父の父キングカメハメハ)
2023年 リバティアイランド(父の父キングカメハメハ)
2024年 ステレンボッシュ(母の父の父キングカメハメハ)
ご覧のように、「キングカメハメハ」の血を引く馬が5年連続で勝利を挙げているのだ。
また、ビップデイジーの父であるサトノダイヤモンドはサンデーサイレンス系で、現役時代には菊花賞や有馬記念を制している。ちなみに、父がサンデー系の種牡馬で母の父がキングカメハメハ、さらに母系にもサンデーサイレンスの血が入る馬といえば、2023年2着コナコーストと同じパターン。同馬は6番人気での好走だった。
もう少し母系を深掘りしてみると、母ローズベリルの近親にはダートで大成したアロンダイト(2006年JCダート勝ち馬)やクリソベリル(2019年チャンピオンズC勝ち馬)がおり、芝でも雨馬場巧者で有名だったマリアライト(2016年宝塚記念勝ち馬)を輩出したように、パワーに優れた一流牝系である。今週末は雨の予報も出ているだけに、馬場の悪化が進むようなら、より戴冠に近づくことだろう。
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