出走馬のレベルがグングン上がっている札幌記念。春のGⅠ戦線からだけではなく、香港やドバイからの転戦組がちょうど出走しやすい時期であり、札幌記念のGⅠ昇格の声が上がるのも当然だ。近年は東京の重賞からの転戦組が4連勝しており、唯一の該当馬・ソダシの連覇は揺るがないだろう。

サマー2000シリーズ第4戦としてだけでなく、秋の中長距離GⅠを展望する一戦として毎年素質馬が集結する札幌記念。特に今年はGⅠ馬5頭という豪華メンバーが集まり、他にも素質馬が多数登録している。多路線からの参戦だけに、まずは各カテゴリーのレベル感を整理していきたい。

2022年8月13日、14日の中央競馬のレース傾向をデータで振り返る。騎手では7勝を挙げた横山武史、4連対の永島まなみ。札幌と小倉の芝では外枠が活躍し、小倉はとにかく末脚に長けた馬が高回収率であった。血統では札幌記念にソダシを送り出すクロフネが、同距離の小倉記念をマリアエレーナで制している。

2022年札幌記念、北九州記念をそれぞれ東大ホースメンクラブと京都大学競馬研究会が予想する。札幌記念は桜花賞とヴィクトリアマイルを制したソダシが話題、人気とも中心になるが、それ以外にも“スーパーGⅡ”の異名に恥じない豪華メンバーが揃った。東大HCが打倒ソダシを託すのは金鯱賞勝ち馬ジャックドール。好位からの押し切りに期待だ。

2022年8月21日に小倉競馬場で行われる第57回北九州記念。2020、2021年は休みを挟んで開催されたが、逃げ馬のモズスーパーフレアが2020年2着、2021年3着と粘りこんでいる。今年も逃げ馬の動向は気になるが、それはひとまず置いておいて、いつも通り過去10年の成績を基にして傾向を調べていきたい。

2022年8月17日に大井競馬場で行われる黒潮盃を展望する。中心は東京ダービー2着馬のクライオジェニック。羽田盃はオーバーペース、JDDは中央勢が強すぎたもので、今回のメンバーなら力が上。以下、ナッジ、ローグネイション、コスモファルネーゼ、マイブレイブあたりが相手候補。

2022年8月21日に行われる北九州記念。このレースの過去10年データを分析しながら、SPAIA編集部が予想する。かつては3連単395万馬券が飛び出すなど、荒れやすい小倉芝1200m、ハンデ重賞に相応しい波乱傾向があるレース。今年はテイエムスパーダ、ナムラクレアなど有力な先行馬が揃った。穴なら無欲の追い込み馬に警戒だ。

今年の札幌記念は「スーパーGⅡ」の呼び名に相応しい豪華メンバーが集結。そんななか、話題を集めるのがソダシとハヤヤッコの2頭だ。対決が実現すれば史上初、重賞での白毛馬対決となる。白毛馬が登場する前は、「芦毛の馬は走らない」と言われていた時代があった。今回はそんな芦毛馬の名勝負や名レースを振り返ってみたい。

8月13日（土）の新潟2Rに行われた芝1800mの未勝利戦、勝利したのは単勝1.2倍と断然の支持を集めたハーツクライ産駒・ダノンザタイガー（美浦・国枝栄厩舎）だった。新馬戦とは一変し、五分にゲートを出ると6番手を追走。直線ではエンジンがかかるまでモタモタしていた印象もあったが、1:48.2という好タイムをマークした。

今年の札幌記念は前年の覇者ソダシ、オークス馬ユーバーレーベン、海外GⅠを制しているグローリーヴェイズやパンサラッサなど実績馬がズラリ。さらにジャックドールやハヤヤッコといった話題の重賞馬も参戦し、目移りするメンバー構成となっている。今回は、札幌記念の歴史を振り返る。

2022年8月21日に行われる札幌記念について、過去10年のデータを参照しながらSPAIA編集部が予想する。注目は何といっても連覇がかかる白毛馬ソダシ。「GⅠ勝ち牝馬」「同年マイル重賞勝ち馬」などの好データもある一方で、距離やパンサラッサら強力なライバル勢が作る展開が壁として立ちはだかる。果たして不安要素を克服して連覇達成はなるのか、徹底予想だ。

このコラムでは古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。2着に5馬身差をつけ圧勝したフェイト、2戦連続で最速の上がり3Fタイムを記録したドゥーラなどが勝利した8月6日、7日の2歳戦について指数と評価を掲載する。

先週末の8月14日（日）は2重賞が行われ、関屋記念（GⅢ・芝1600m）はウインカーネリアン、小倉記念（GⅢ・芝2000m）はマリアエレーナがそれぞれ勝利した。AI予想エンジンKAIBAの注目馬の結果はどうだったのか振り返る。

競馬研究家・山崎エリカが様々なゲストを招いて地方競馬のさまざまなトピックについて対談を行う連載。第2回はJRAの現役調教師である森秀行師を招き、2024年から新設されるダート三冠、地方競馬所属騎手、そして2022年クラスターカップを検討する上でのポイントなどを語ってもらった。

上位人気3頭がすべて牝馬、サマー2000シリーズ転戦組に目立った馬がいなかった小倉記念は牝馬マリアエレーナが5馬身差の圧勝劇を演じた。前後半のラップバランスは非常によく、決して展開に恵まれた競馬ではなかった。

例年通り、スローの瞬発力勝負になった関屋記念は、いわゆる行った行ったの競馬。番手にいたウインカーネリアンが逃げたシュリを捕らえたという内容だった。単調といえばそれまでだが、3連勝で重賞まで昇りつめたウインカーネリアンは競馬の再現性が高く、そこにセンスを感じる。

波乱上等の北九州記念。データは確実に波乱傾向を指すものの、今年はナムラクレア、テイエムスパーダら古馬相手に重賞を勝った3歳勢が強力。さらにアイビスSD、CBC賞を振り返ると、2着馬たちに触手が動く。今年は堅いかもしれない。

夏の重賞のなかでもっとも豪華なメンバーが集う札幌記念は例年に増して好メンバー。ソダシとユーバーレーベンの久々の対決やシラユキヒメ一族同士の白毛対決、パンサラッサとジャックドールの先陣争いなど話題は事欠かない。

2022年8月14日、新潟競馬場で行われた関屋記念は三浦皇成騎手騎乗のウインカーネリアンが1着で入線。2着にはシュリ、3着にはダノンザキッドが入線した。

2022年8月14日、小倉競馬場で行われた小倉記念は松山弘平騎手騎乗のマリアエレーナが1着で入線。2着にはヒンドゥタイムズ、3着にはジェラルディーナが入線した。

8月14日（日）にサマーマイルシリーズの第3戦として、新潟競馬場で行われる関屋記念（GⅢ・芝1600m）のSPAIA予想陣4人の見解バラバラ。左回り巧者ザダル、ディープインパクト産駒の関西馬リアアメリア、京王杯SC2着から挑むスカイグルーヴ、実績最上位のダノンザキッドの名前があがっている。

8月14日（日）に小倉競馬場で行われる2022年小倉記念（GⅢ・芝2000m）。SPAIA予想陣3人中2人から本命として名前があがったのはジェラルディーナ。それ以外では本命1人、対抗1人という評価を集めたマリアエレーナも要注目だ。

8月14日（日）、新潟競馬場を舞台に争われる2022年関屋記念（GⅢ・芝1600m）。AI予想エンジンKAIBAは「前走東京コース」、「前走2番人気」、「ノーザンF生産」という3つの好データに加えてルメール騎手が騎乗するスカイグルーヴを本命に推奨する。

夏の小倉開催は今週末から後半戦に突入。8月14日（日）にはサマー2000シリーズの第3戦、2022年小倉記念（GⅢ・芝2000m）が行われる。AI予想エンジンKAIBAの本命はジェラルディーナ。「4歳」「前走鳴尾記念」「前走差し」という好データを味方に重賞初制覇なるか注目だ。

【2022関屋記念予想】夏の越後マイル決戦。東大HCは前走重賞組の近年の安定感、なかでも前走5着以下だった馬の巻き返しが頻発していることを踏まえ、本命をザダルに打った。以下印はイルーシヴパンサー、スカイグルーヴなどに続く。