阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったソダシなど、3文字の馬名はなかなか珍しい。馬名が3文字の馬について様々なデータを調べてみると、最も稼いだのはキセキで6億以上の賞金を獲得。また、文字数別の勝ち上がり率を調べると2～9文字の中でトップ。3文字馬は走る、というジンクスがある。

阪神ジュベナイルフィリーズや香港国際競走が行われる今週末の競馬界。土曜の中京メイン・中日新聞杯と、日曜中山メイン・カペラSをSPAIA編集部が展望していく。6連勝中のダンシングプリンスだが、今回は苦戦を強いられそうだ。近走内容が示す弱点とはなんだろうか。また、中日新聞杯には昨年のクラシックを賑わせたヴェロックスが登場。同馬の評価と、他の推奨馬にも注目だ。

レースキャリアの浅い2歳戦は、血統やきょうだいの特徴から予想すると、良きヒントが得られる。インフィナイトは、クリソベリルなどのダート馬もいる一族で、軽い馬場への適性が怪しい。メイケイエールは、1600m以上で僅か1勝のミッキーアイル産駒。ジェンティルドンナの子供ジェラルディーナじゃ、姉も内回りでしか勝てていない内回り血統。

今週の対象レースは、ダート王決定戦『阪神JF』。過去10年のデータから複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、馬券対象から1頭でも多く“消去”して週末の予想に臨みたい。今年はどの馬が凡走する確率が高いのか、データで迫った。

2020年12月13日に阪神で行われる2歳牝馬のGⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズ。3頭の無敗馬ソダシ、メイケイエール、サトノレイナスあたりが人気の中心となりそうだ。このレースをSPAIA編集部が検討する。 過去10年の勝ち馬は全て5番人気以内で、人気馬の取捨がポイントになりそう。データ、レース内容の両面から見て死角が少ない、軸に相応しい1頭にはどの馬が選ばれたのか。また、ソダシと親戚にあたるメイケイエールは気性難に注意が必要。過信は危険だ。

2001年12月2日。この年から名称変更がされた阪神JFを制したのは青森県七戸町諏訪牧場生産のタムロチェリーだった。デビュー戦は11着に惨敗したが、小倉2歳Sでは小池隆生騎手を背に単勝万馬券の最低人気で優勝。本番ではO.ペリエ騎手が手綱をとり、同郷のグリーングラス以来のGⅠ制覇を成し遂げた。その後目立った活躍は出来なかったが、繁殖牝馬としては孫であるミライヘノツバサが2020年ダイヤモンドSを単勝300倍超の最低人気で制している。北海道だけでなく競走馬は生産されている。今年は熊本県産馬のヨカヨカとルクシオンが出走予定だ。

2020年12月13日に阪神競馬場で行われるのは2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ。同じ白毛一族でデビューから3戦無敗、重賞2勝のソダシ、メイケイエールが激突する一戦だ。このレースを東大ホースメンクラブと京大競馬研究会が予想する。 意見の割れることが多い東大、京大だが、今回は中穴のある馬で本命が一致。阪神JFを考える上で押さえておきたい差し有利の傾向に注目した。また、2番手にソダシとメイケイエールどちらを推すかは正反対に。それぞれの理由も必見だ。

先週末に行われたGⅠ・チャンピオンズCはチュウワウィザード、ステイヤーズSはオセアグレイト、チャレンジCはレイパパレがそれぞれ勝利した。AI予想エンジンKAIBAが分析・推奨した馬は結果を残すことができたのか、振り返って行こう

2020年12月５日に行われたチャレンジC。メンバー構成はやや手薄だったが、後半ロングスパート戦で優秀なラップを刻んだレイパパレの内容は評価できる。しかし、ここに来て道中の折り合いに不安を見せており、さらなる距離延長は難しそうだ。来年のヴィクトリアマイルあたりがベストの条件になる。

暮れの中山開幕週は名物重賞ステイヤーズＳ。まさに師走を告げる風物詩。国内平地最長距離重賞らしく、いや今年は道中で14秒台が記録されるなど例年以上に静かな展開だった。勝ったオセアグレイトはインの2、3番手という理想的すぎる位置取りがすべて。2着はタガノディアマンテでオルフェーヴル産駒のワンツー。瞬発力に対応できるパワー型という同産駒の強みがいきた。

2020年チャンピオンズＣは昨年の1～4着馬がそのままスライド。1着クリソベリルと4着チュウワウィザードが入れ替わっただけだった。前半1000ｍ1分0秒3は昨年より0秒5早かったため、このペースを追走して最後に伸びる馬は限られていた。それが昨年の上位4頭。チュウワウィザードは昨年、1角でクリソベリルに位置を奪われ、今年は位置を譲った。1角～2角の攻防に逆転できた要因があった。

中日新聞杯が現在の施行条件になったのは2017年から。データはわずか3年分しかない。そこで中京芝2000ｍという舞台を徹底分析。浮かび上がるのは馬体重500キロ以上の大型馬、距離短縮組。特に短縮組は400ｍ以上短縮してくる馬が狙いである。

貴重なダート短距離重賞カペラSはダンシングプリンスの取捨が焦点となる。中央再転入後3連勝はすべて逃げ切り勝ちのワンサイド。そのスピードは果たして重賞でも通用するだろうか。データからは前走1400ｍ戦で先行して6着だったスズカコーズラインが浮上した。

翌年の桜戦線の分岐点にあたる阪神ジュベナイルフィリーズは天才少女発掘の場。そのヒントは前評判と英才教育にある。主要ステップレースであるアルテミスSとファンタジーSは英才教育の場にうってつけであり、この2レースの着順と脚質から天才少女を絞り込むことができる。

2020年12月6日、中京競馬場で行われたチャンピオンズカップは戸崎圭太騎手騎乗のチュウワウィザードが1着で入線。2着にはゴールドドリーム、3着にはインティが入線した。

2020年12月6日に中京競馬場で行われるのは下半期のダート王決定戦、チャンピオンズC。SPAIA予想陣の見解はクリソベリル本命が3名、他はゴールドドリーム、カフェファラオ、アナザートゥルースに本命が1名ずつとなった。

2020年12月6日に中京競馬場でチャンピオンズカップが行われる。中京で行われるようになって6頭の勝ち馬が出ているが、ローテーションを見ると前走地方のGⅠを使った馬が6年連続で勝っている。前走ＪＢＣクラシックを勝ったクリソベリルで決まり！かと思うが、実は同レースを勝った馬で、同じ年のこのレースを勝ったのは2007年のヴァーミリアンのみ（全身のJCダートも含む）。圧倒的な人気を集めているが、このデータを乗り越えて勝つことはできるのか？

2020年12月6日（日）に中京競馬場で行われる第21回チャンピオンズC。芝のレースと違って、過去の連対馬にディープ産駒が見当たらないところがダートの競馬らしくていい。このレースの父系には流行があるようで、2010年から4連連続でNorthern Dancer系が連対し、2013年から3年連続でMr.Prospector系、そして2017年から3年連続でサンデーサイレンス系が連対を果たしている。周期的に次は新しい父系が台頭する可能性もあるが、ここは素直にサンデーサイレンス系から探した方が無難だろう。昨年はサンデーサイレンス系のゴールドドリーム産駒のワンツー。今年も出走するその2頭（クリソベリル、ゴールドドリーム）は当然ながら軽視禁物だが、今回は第3の馬サンライズノヴァに注目。母系は米二冠馬サンダーガルチ×元祖スタミナ種牡馬リアルシャダイで、額面上は同産駒の上記2頭よりスタミナがあっておかしくない。ダート馬は年齢を重ねて強くなる馬が多く、2年ぶりの中距離戦で新たな一面を見せてくれるはずだ。

12月6日に中京競馬場で行われるチャンピオンズカップ。国内無敗のクリソベリルが同レース連覇をかけて参戦するほか、フェブラリーSの覇者でこれがラストランのモズアスコット、3歳馬カフェファラオ、他にもGⅠ馬が多数参戦した。交流重賞から参戦した馬が実績通り走りやすいことや、前走凡走した馬の一変がほぼ無いことを踏まえて、本命はクリソベリル、以下チュウワウィザード、クリンチャー、モズアスコット、エアスピネルという予想とした。

2020年12月6日（日）に中京競馬場で行われるのはチャンピオンズカップである。 このレースをSPAIAが予想。 クリソベリルが不利な8枠に入ったが、このデータを乗り越えられる理由を発見！

チャンピオンズC当日の12月6日、日曜の中央競馬からSPAIA編集部が狙ってみたい馬を紹介していく「3分予想」。 チャンピオンズCでは気を付けたい枠順傾向と、枠順発表前段階ながら狙っている馬を紹介。前走の敗戦からパフォーマンス上昇が期待できる根拠に注目だ。そのほかのレースでも、人気のなさそうな馬を含めたラインナップ。馬券に絡めば高配当が期待できそうだ。

12月6日に中京競馬場でチャンピオンズカップが行われる。まずは国内無敗のクリソベリルが人気の中心となりそう。昨年のこのレースを優勝していることから、適性面も問題ない。また、前走のJBCクラシックも優勝しており、一見全く死角がないように見える。 しかし、過去前走でJBCクラシックを優勝した馬は、ほとんどがが苦戦している。JBCクラシックは2001年に創設されたが、19年で16頭のJBCクラシックの優勝馬が次走でこのレース(かつてはJCダート)に挑み、15頭が敗れている。 唯一の連勝馬は、2007年のヴァーミリアンのみ。そのヴァーミリアンも3年連続でJBCクラシックを優勝した猛者だが、このレースでは1勝2敗だ。あの名馬アドマイヤドンも3年連続でJBCクラシックを優勝しているが、次走のJCダートでは3年連続で敗れている。ハイレベルのG1戦を連勝することは、簡単なことではないということだ。

2020年12月5日、阪神競馬場で行われたチャレンジカップは川田騎手騎乗のレイパパレが1着で入線。2着にはブラヴァス、3着にはヒンドゥタイムズが入線した。

2020年12月5日、中山競馬場で行われたステイヤーズステークスは横山典弘騎手騎乗のオセアグレイトが1着で入線。2着にはタガノディアマンテ、3着にはポンデザールが入線した。

暮れのダート王決定戦、チャンピオンズCに国内無敗のクリソベリルや期待の3歳馬カフェファラオなど実績馬16頭が集結。東大HCは前走の敗北と乗り替わりで人気を落としそうな2017年の覇者ゴールドドリームを本命に推奨。中穴サイドから高配当ゲットを目論む。以下、印はクリンチャー、クリソベリル、カフェファラオ、チュウワウィザード、サンライズノヴァ、アナザートゥルースと続く。