【ドバイWCデー】日本調教馬24頭がダートコースで馬場入り フォーエバーヤングらが最後の調整

三木俊幸

世界が注目するフォーエバーヤング,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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世界中から注目集めるフォーエバーヤング

5日にメイダン競馬場で行われる『2025ドバイワールドカップデー』。大一番を翌日に控え、日本調教馬24頭がダートコースへと姿を現して最後の調整を行った。

矢作芳人厩舎所属の3頭はいつものようにそろって馬場入り。ドバイワールドカップ出走のフォーエバーヤングには坂井瑠星騎手が騎乗、ドバイゴールデンシャヒーンのアメリカンステージもレースで騎乗するO.マーフィー騎手が騎乗し、ドバイシーマクラシックのシンエンペラーは助手を背に調整を行った。


2025年矢作厩舎のアメリカンステージ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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コースサイドでは、矢作調教師をはじめとしたチームがそろって馬の様子を見つめた。

調教終わりにメディアの前で3頭そろって立ち止まり撮影タイムとなる光景はお馴染みで、世界中からの注目度の高さがうかがえる。


2025年矢作芳人厩舎の撮影タイム,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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水曜日から連日、調教での姿を見ているが、3頭ともにとても順調に調整が進められている印象。レースでも力を発揮して好結果を期待したい。


ラストランのウシュバテソーロなどが最終調整

このほか、ドバイワールドカップ出走馬ではウシュバテソーロが助手を背に調整。ウィルソンテソーロには菅原明良騎手が騎乗(レースでは川田将雅騎手が騎乗)、ラムジェットはレースでもコンビを組む三浦皇成騎手を背に単走でダートコースをキャンターで駆け抜けた。


ラストランのウシュバテソーロ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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チェルヴィニアは連日の馬場入り

ドバイシーマクラシックに参戦するチェルヴィニアは、5時20分の調教開始時間を迎えるとともにコースに登場。こちらも水曜日に追い切ってから連日馬場入りしており、良い状態でレース当日を迎えることができそうだ。


チェルヴィニア,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ダノンデサイルも連日の馬場入りで、安田翔伍調教師が騎乗してのキャンター調整。こちらも順調な印象を受けた。


ダノンデサイル,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ドゥレッツァはダートコースで軽く乗られた後に、アルクオーツスプリントに出走するダノンマッキンリーとともにパドックスクーリングを行った。


ドラゴンの素軽い動きに好印象

UAEダービー組ではシンフォーエバーは馬場に姿を現さなかったが、アドマイヤデイトナとドンインザムード、ドラゴンの3頭がダートコースで調整された。


アドマイヤデイトナ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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個人的にはドラゴンの素軽い動きに好印象を持ち、アメリカから参戦するフラッドゾーンなど強敵がそろうなかでどこまでやれるのか注目したい。


素軽い動きのドラゴン,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。

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