【皐月賞】ジャスティンミラノら直近の勝ち馬と似た血統構成 無敗の大器エリキングに熱視線
SPAIA編集部

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先々まで楽しめる血統
20日に中山競馬場で行われる第85回皐月賞。「最も速い馬が勝つ」と言われるレースだが、母系で見るとスピードよりもスタミナ、それも欧州の重厚な血を重ねた馬の方が活躍している。今回の出走馬で、そのパターンに当てはまるのがエリキングだ。

母ヤングスターはBRCクイーンズランドオークス(豪GⅠ・芝2200m)などを勝った活躍馬で、本馬は父にキズナを迎えたノーザンファームの生産馬。母方にデインヒルの血が入るキズナ産駒といえば、昨年の勝ち馬ジャスティンミラノと同じである。
また、父サンデーサイレンス系かつ母の父がSadler's Wells系、そこにデインヒルが入るのは一昨年の勝ち馬ソールオリエンスと同パターン。この2頭は皐月賞を勝っただけでなく、続く日本ダービーでも2着と好走している。
残念ながらジャスティンミラノはダービーがラストランとなってしまったが、ソールオリエンスは菊花賞でも3着に入った。皐月賞だけでなく、先々まで楽しめる血統と言える。
エリキングは骨折で長期休養を強いられ、今回は昨年11月の京都2歳S以来の出走となるが、ここまでキャリア3戦3勝と素質は申し分ない。まずはこの皐月賞でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみだ。
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