【ヴィクトリアマイル】アーモンドアイに勝てる!?東京ならお任せ!京大研究会は末脚強烈な差し馬を本命に

京都大学競馬研究会

2020年ヴィクトリアマイルデータインフォグラフィックⒸSPAIA

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例年差しが優勢のレース

今週の東京メインレースは、ヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)。今年は最強牝馬アーモンドアイの参戦に注目が集まる。

過去10年ヴィクトリアM上位馬 脚質ⒸSPAIA



まずは例年の傾向の分析から。上位入着馬の脚質に着目すると、差し馬の成績が非常にいい。過去10年で差し馬が7勝を挙げており、ここ5年では10頭の差し馬が馬券圏内に入った。

東京らしく位置取りが後ろの馬でも力を発揮できることが多いレースということだ。

◎スカーレットカラー
昨秋のGI2戦はこの馬にとっては距離が長すぎたので度外視。4走前の府中牝馬Sでは先行馬が残る流れを1頭だけ次元の違う脚を使って勝利。前走の阪神牝馬Sも出遅れたうえ直線では残り200mほどまで詰まって追えなかったが、前が空いてからは一瞬で加速し2着を確保。

主戦の岩田騎手が乗れないのが不安点であるが、位置取りに関してはスタートさえ決めれば中団くらいには付けられるだろう。

アーモンドアイは人気だが外せない

○アーモンドアイ
有馬記念の主な敗因は、初めてのコーナー6回だっただろう。1周目のスタンド前で歓声を浴びて力んでしまった。また東京の軽い馬場なら2400もこなせるものの、2000を超える距離はベストではないかもしれない。

今回はGI3勝の実績ある東京コースで巻き返しは必至。昨年の安田記念ではスタート後に致命的な不利を受けながら3着まで盛り返す濃い内容だった。この距離も海外帰りも問題ないだろう。現役の牝馬の中では力は一番上だろうが、確実に人気する点も踏まえ対抗に。

▲ダノンファンタジー
前走はいくら成長分もあるとはいえ+22kgはさすがに増えすぎだっただろう。ローズSでレースの上がり33.4の展開を差し切ったように、スローペースで直線入ってヨーイドンの展開になると強いので、ここ2戦の負けで人気を大きく落とすようであれば。

△プリモシーン
馬群に入れるとダメ、馬場が悪いとダメとストライクゾーンが狭い馬だが、能力自体はかなり高く東京マイルもベスト。位置取りや当日の馬場傾向次第で躍進も。

×ノームコア
昨年の覇者。高松宮記念はやはり叩き台で、ここ目標に仕上げてきたのだろう。ただ今年は昨年より相手も強く、GI馬となった以上人気もするので狙い目は昨年だった気も。

×サウンドキアラ
器用さが売りの馬だが、府中の広いコースでは多少不器用な馬でもこなせてしまうことが多く、その強みがあまり生きないか。ただ堅実さを評価し、押さえには入れておく。

消ラヴズオンリーユー
距離が短い。体型や走法を見ても広いコース・長距離向きで、東京ならあと2ハロンは欲しい。

▽ヴィクトリアマイル予想▽
◎スカーレットカラー
○アーモンドアイ
▲ダノンファンタジー
△プリモシーン
×ノームコア
×サウンドキアラ
消ラヴズオンリーユー

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