2022年11月20日に開催されるマイルチャンピオンシップ。下半期のマイル王を決めるGⅠ競走を東大ホースメンクラブと京都大学競馬研究会が予想する。両者の予想は対照的。マイルGⅠ馬シュネルマイスター、ソダシの双璧、堅い決着を予想する東大HCに対し、京大競馬研は伏兵ウインカーネリアンを本命に推す。3連勝中、サマーマイル王者に輝いた実力で、一気の相手強化をクリアできるか。

11月13日（日）の阪神競馬場で行われた黄菊賞（1勝クラス・芝2000m）を勝利したのは、ジャスタウェイ産駒のセブンマジシャン（栗東・高野友和厩舎）。スタートで挟まれて後方からのレースとなるも直線では大外に持ち出され、他馬を0.7秒以上も上回る上がり34.7をマークして勝利した。血統面からも道悪適性があり、中距離の重賞戦線での活躍が期待できそうだ。

今週はマイルCSが阪神競馬場で行われる。過去にはオグリキャップやダイタクヘリオス、タイキシャトルやアグネスデジタルといった馬たちが勝利してきた秋のマイル王者の決定戦。今年も4歳世代からは白毛のアイドルホース・ソダシ、シュネルマイスターやソウルラッシュ、ダノンザキッドなど面白いメンバーが揃った。さらに3歳世代からはダノンスコーピオンやセリフォスらが、5歳世代からはサリオスやウインカーネリアンなど色とりどりの才能が集まった。今回はそんなマイルCSの歴史を振り返る。

2022年11月20日に阪神競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ。過去10年のデータを分析しながらSPAIA編集部が予想する。桜花賞などGⅠ・3勝の実績を持つソダシが出走予定。白毛という話題性もさることながら、芝のマイルではデビュー以来負けなし。実力も折り紙付きだ。対するライバル勢にもシュネルマイスターやサリオス、セリフォスといった強力牡馬がエントリー。データから浮上するのはどの馬か。

このコラムでは古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。今回は兄にGⅠ馬キラーアビリティを持ち、新馬戦を好内容で勝利したジェイパームス、レース中に不利がありながら勝ち切ったフリームファクシなどが出た、11月5、6日の2歳戦について指数と評価を掲載する。

秋の福島名物、ハンデ重賞の福島記念はトップハンデタイ57キロを背負ったユニコーンライオンが逃げ切り。ケガを乗り越え、重賞2勝目をあげた。同厩舎、昨年Vパンサラッサとは同じ逃げでも異なるラップ構成から逃げ馬の幅を知る。

チャンピオンズCの前哨戦ながら、2023年フェブラリーSを睨んだ武蔵野Sはレース史上初、牝馬が優勝。ダートになんなく適応したギルデッドミラー、東京での強さを重賞でも証明したレモンポップ、レースを作ったバスラットレオン、いずれも来年に向け、さらなる上積みを期待したい。

重馬場まで悪化した2022年エリザベス女王杯はジェラルディーナがGⅠ初制覇。ジェンティルドンナにグラスワンダー血脈は大舞台に強く、道悪の底力勝負に強いロベルトの血も感じる。そこに阪神芝2200m特有の適性が見事にハマった。

2022年デイリー杯2歳ステークスはオールパルフェが逃げ切って優勝。一見してフリーの逃げで恵まれた形だが、ラップ構成と走破タイムはなかなかに優秀。控えてどうなるかという課題を残したままではあるが、ポテンシャルの高さは示した。

3年連続GⅠ馬を輩出した東京スポーツ杯2歳Sはクラシックの登竜門。2歳秋の賞金加算は来春に向けてより有利に働く。そういったローテーション面のメリットもあるが、各陣営が素質馬を送る一戦を勝ち抜く価値はさらに高い。

阪神施行の2年、マイルCSはスローの瞬発力勝負が続き、決め手を問われ続けた。今年も同様の流れになれば、決め手上位のシュネルマイスター、ジャスティンカフェ優勢だが、ソダシを中心に持続力勝負になれば、サリオス、ダノンスコーピオンらに優位になる。

2022年11月13日、阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯はC.デムーロ騎手騎乗のジェラルディーナが1着入線。2着はウインマリリン、ライラックが同着となった。

2022年11月13日、福島競馬場で行われた福島記念は国分優作騎手騎乗のユニコーンライオンが1着入線。2着はサトノセシル、3着にはアラタが入線した。

2022年11月13日に阪神競馬場で行われるのはエリザベス女王杯（GⅠ・芝2200m）。混戦を象徴するように5者とも本命は分かれたが、僅差で最上位の評価となったのはイズジョーノキセキ。ほか、スタニングローズ、ナミュール、アンドヴァラナウト、ウインマリリンなどに支持が集まった。

2022年11月13日に阪神競馬場で行われる第47回エリザベス女王杯。血統からの注目はディープインパクト産駒のテルツェット。母系はデインヒル系Danehill Danceer×Storm Catという配合で、同じディープ産駒で好走した2014年1着馬ラキシス（母の父Storm Cat）、2020年2着馬サラキア（祖母の父Danehil系Tigerhill）と同じ系統の血脈を内包している。

クラシックを戦ってきた3歳馬と古馬が激突する秋の女王決定戦・エリザベス女王杯（GⅠ・芝2200m）。AI予想エンジンKAIBAが本命に推奨するのは3歳馬スタニングローズ。「前走0.1〜0.2秒差勝利×関西馬」、「サンデーR×関西馬」に加えて「前走秋華賞×3番人気以内」というデータの後押しも期待できそうだ。

2022年エリザベス女王杯について、ローテーションの観点からデータを分析。過去10年の勝ち馬はいずれも前走がGⅡ以上。また、3歳勢は人気の割にふるわない。古馬は前走8着以下、京都大賞典組といったマイナス条件を除くと単複回収率が100%を大きく超えており、アンドヴァラナウト、イズジョーノキセキ、ウインキートス、ウインマリリン、ジェラルディーナ、デアリングタクトがこれに該当する。

【2022エリザベス女王杯予想】秋の最強牝馬決定戦。東大HCは過去データを参考に本命をナミュールに打った。以下印はイズジョーノキセキ、スタニングローズ、ジェラルディーナ、ウインマリリンと続く。

SPAIA競馬ダイヤモンドコース限定の「追切診断AI」が【AA】以上の評価を付けた馬を明日のレースから3頭、特別に公開します！　ぜひご活用ください。

東大HCが一番自信のあるレースを予想する「本日の特選」！　本命馬の成績は通算【22-13-9-39】。単勝回収率104.7%と本年1月の公開開始からプラス収支をキープしています。今回は日曜東京●レース・●●●●から。

京都大学競馬研究会が一番自信のあるレースを予想する「今日のイチオシ」！　公開開始からは本命馬は【23-9-9-20】。単勝回収率110.3%と好調をキープしています。今日のイチオシは日曜阪神●レース・●●●●から。

2022年11月13日に行われるレースからSPAIA編集部が厳選した穴馬を3頭紹介します。

強力な17体のAI予想家陣が10個以上の◎をつけた馬の中から、1頭を「スペシャル鉄板馬」と銘打って公開！　本日は11月13日（日）の1頭をピックアップ。

2022年11月13日に行われるエリザベス女王杯。秋の最強牝馬を決める一戦を、東大ホースメンクラブと京都大学競馬研究会が予想する。注目はナミュール。2歳時には阪神JFで1番人気に推されるも、痛恨の出遅れから内の17番手で待たされ、追い上げ及ばず4着に敗戦。その後もGⅠで再三、上位人気に支持されてきた素質馬だ。世代屈指の末脚を武器に、デアリングタクト、ジェラルディーナ、アンドヴァラナウトら粒ぞろいの古馬勢を撃破なるか。

今年のエリザベス女王杯も一昨年、昨年同様、宝塚記念と同じ阪神芝2200mで行われる。今年の阪神芝は昨年と異なり、馬場が比較的軽く、内と前が有利の傾向が続いている。しかし、エリザベス女王杯当日は雨予報。標準～ややタフな馬場になり、昨年のように外差しが決まることも視野に入れなければならない。逃げ、先行型が手薄な今年は、昨年ほど極端な外差し決着にもならないはず。先行馬にもチャンスがあると見て、予想を組み立てたい。