【中央競馬】福島競馬場、先週7月15,16日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の福島競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は福島・中京・札幌での3場開催。ここでは先週の福島競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
土日通して外枠有利。6~8枠は【8-8-8-51】勝率10.7%、複勝率32.0%で、なかでも8枠【5-3-1-17】と際立ってよかった。一方で、2枠【1-0-0-17】と絶不調。人気馬の凡走も多かった。内側の芝が傷んでいたのが原因か。
☆位置取り
13戦して、4角5番手以内【11-9-9-41】複勝率41.4%、同6番手以下【2-4-4-91】同9.9%と、前有利だった。なお、中団から上がってきた馬の多くは6~8枠。前に行くか、あるいは外枠を引けるかが好走の鍵になっていたようだ。
☆直線のトラックバイアス
土曜は稍重馬場、日曜は良馬場で開催された。前述の通り芝の内側は傷み、そこを避けて通る馬が多かった。伸びたのは内ラチから8頭ほど外で、内はほぼ伸びない。今週も似たような傾向になりそうだ。
☆その他
キズナ産駒【3-0-1-1】など、ディープインパクト系種牡馬の産駒が【7-2-3-24】勝率17.6%、単勝回収率260%と大活躍。上がり1位【5-4-0-4】からわかる通り、上がりの速さを求められる馬場だったのも影響したのかもしれない。
【ダート】
☆枠順
2枠【4-0-2-11】や3枠【2-1-1-14】と内枠が有利。特に日曜日の2枠は4戦して【3-0-2-3】の好枠だった。勝ち馬はいずれも逃げ・先行しての競馬で、内の利を活かしていた。1枠は【0-0-1-12】と不調に見えるが、3~5番人気が5頭で、ほか8頭は全て2桁人気。しかも、全て初角3番手以下と位置を取れていなかった。参考外と見ていい。
☆位置取り
4角4番手以内【7-8-4-20】複勝率48.7%と約半分が馬券に絡んだように、前有利。同9番手以下【0-0-3-58】と後ろが届かなかった。土曜日はその傾向が強く、4角5番手以下でも【1-0-2-51】と厳しかった。馬場が湿った影響がもろに出ていたようだ。
☆直線のトラックバイアス
外の方がよく伸びた。内も伸びなくはないが、外の勢いに押され気味だった。1勝クラス以上では先行して外に出し、押し切るパターンが多かった。
☆その他
ヘニーヒューズ産駒【2-2-1-3】。馬券に絡んだのは全て「ダ1150mで、初角3番手以内の馬」だった。ダートならどこでも走る産駒だが、短距離の方がよりいい。また、ダートでの通算産駒成績でも、初角3番手以内では、1500m以下【173-114-71-314】勝率25.7%、複勝率53.3%に対し、1600m以上【89-73-45-298】勝率17.6%、複勝率41.0%。当たり前ではあるが、明らかに前者の方がいい。短距離で先行して押し切る力があるということだろう。
【傾向まとめ】
・芝:外伸び、前有利。ディープインパクト系種牡馬の産駒が強い。
・ダート:内枠、前有利。短距離で前につけられるヘニーヒューズ産駒に注目。
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