【中央競馬】中京競馬場、先週7月15,16日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は福島・中京・札幌での3場開催。ここでは先週の中京競馬場の傾向を、枠順、位置取り、直線のトラックバイアスの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
4、5枠は【5-8-2-24】と好調。その内の1~3枠も決して引けをとらない。一方、7枠【0-0-2-21】は不調。8枠は【3-0-4-18】と成績はいいが、上位人気が固まっており、馬券内に入ったのも5番人気以内の馬ばかり。外がやや不利かもしれない。
☆脚質
差し【3-5-10-42】複勝率30.0%と健闘した。逃げ【3-0-1-9】同30.8%、先行【6-8-2-28】同36.4%と、この辺りは横並び。しかし、追込【1-0-0-39】は苦戦を強いられた。
☆直線のトラックバイアス
内ラチ沿いの伸びがやや鈍かった。外からよく伸びており、差し勢が健闘した一因だろう。今週で中京は最終週。おそらく外差しが決まりやすくなるのではないだろうか。
☆その他
岩田望来【4-2-1-4】と活躍。月初のこの記事でも紹介していたが、同騎手は中京芝が得意で、2000mが出色。今月も【4-1-0-3】連対率62.5%とハイアベレージだ。一方、エピファネイア産駒などのロベルト系が【0-0-2-11】。同産駒は速いペースに耐性がない疑いがある。実際、ペースが緩くなりやすい新馬戦は勝率13.4%、複勝率35.4%と高く、速いペースになりやすい1500m以下では勝率6.4%、複勝率21.0%(1600m以上は勝率10.2%、複勝率28.5%)と苦戦傾向。スローペース想定や、1600m以上の条件で狙いたい。
【ダート】
☆枠順
8枠【3-2-2-13】連対率25.0%など外枠優勢。反対に4枠【0-1-1-17】など中枠は不調だった。挟まれるなどして後ろから進む馬が多く、位置争いで後れを取ったのが原因か。1枠も【0-1-0-16】と苦戦していたが、人気薄ばかりで参考外。内枠のなかでは、3枠【3-1-2-12】連対率22.2%と気を吐いていた。
☆位置取り
4角2番手以内【4-5-1-11】連対率42.9%が好調。セオリー通り前が有利だが、逃げは【1-2-0-8】同27.3%で、番手の方がよかったようだ。4角10番手以下は【1-0-3-48】と苦戦。上級条件を見ても4角6、7番手までで決着することが多く、極端に後ろだと分が悪かった。
☆直線のトラックバイアス
内中外、どこからでも伸びる馬場。先行勢は内に寄せて押し切り、中団までにつけていれば外から差せる、ほとんどイーブンの馬場だった。
☆その他
これといって際立つデータはなかった。ただ、中穴の活躍が目立った。単勝オッズ10.0~19.9倍だと【4-4-5-18】複勝率41.9%とよく馬券に絡んだ。今週もこの傾向が続くなら、穴党にとっては追い風だ。
【傾向まとめ】
・芝:外枠やや不利、追込不利。短距離のエピファネイア産駒は消し。
・ダート:外枠優勢、前有利。
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