2021年6月27日の阪神競馬場では、春の古馬GI戦線を締めくくる大一番、宝塚記念が行われる。コントレイル、デアリングタクトの牡牝三冠馬の回避は残念だが、連覇を狙うクロノジェネシスと、この春最大の上がり馬レイパパレが激突。カレンブーケドールの出走もあり、実力牝馬の戦いが注目される。ここでは、過去のレースラップから、今年のレース展開と、その展開を生かせそうな馬たちを探ってみたい。

先週末に行われた新馬戦は7レースあったが、今回注目馬として取り上げるのは6月19日（土）の東京5Rに行われた芝1600m戦を勝利したアライバル。稍重で行われたレースで繰り出した上がりは33.7、1頭だけ能力が違う走りを見せた点から今後の活躍が期待される。

2021年の宝塚記念。昨年の宝塚記念・有馬記念と両グランプリを制したクロノジェネシス、6戦無敗のGⅠ馬レイパパレ、3度の2着を含むGⅠ競走6戦全て掲示板圏内のカレンブーケドールと、人気の中心は牝馬となりそうだ。ここ5年で牝馬が3勝しているレースだけに、彼女たちの飛躍に注目が集まる。1番人気苦戦、連覇を達成したのはレース史上1頭だけという難関にクロノジェネシスが挑む。

2021年6月27日に阪神競馬場で行われるのは宝塚記念。上半期の芝中距離路線、総決算となるGⅠレースだ。過去10年のデータを見ながらSPAIA編集部が予想する。 昨年の勝ち馬クロノジェネシスが断然の人気になりそうだが、今回は宝塚記念で結果の出ていないドバイ帰り。また、大阪杯を圧勝したレイパパレにも、カレンブーケドールにも不安材料はある。代わって浮上する穴馬とは。

2021年6月20日（日）、東西で2つの重賞レースが行われ、3歳ダート馬によるユニコーンSは中団追走から伸びたスマッシャーが勝利、牝馬限定のハンデ戦であるマーメイドSは逃げたシャムロックヒルが接戦を制した。これらのレースでAI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのだろうか。

2021年6月上旬に行われた2歳新馬戦について、古馬のレースと比較した指数を算出し、出走馬を評価していく。2週目の中京で勝利を収めたセリフォスが今回のトップ評価となった。

同日阪神マーメイドSと比べると、平穏な決着が多いユニコーンSだが、2021年は珍しく波乱決着になった。戦前、抜けた馬がいない混戦という図式が生んだハイペースに乗じたのはスマッシャー。それに逆らって粘ったのはサヴァ。どちらも価値ある走りだったことは覚えておきたい。

波乱上等のマーメイドSは2021年も1～3番人気が圏外に敗れ、勝ったのは10番人気軽ハンデ50キロのシャムロックヒル。2着も51キロを背負ったクラヴェルで、格上挑戦の3勝クラス馬が上位を占めた。レースの特性と展開を味方につけた藤懸貴志騎手の好騎乗も光った。

2021年、上半期の競馬も最終局面のグランプリ・宝塚記念を迎える。ファン投票1位はグランプリ3連覇のかかるクロノジェネシス。これを迎え撃つのも大阪杯を勝った無敗馬レイパパレや、歴代屈指の「善戦ウーマン」カレンブーケドールなど。牝馬の決戦を制するのはどの馬か。

例年とは異なる日程で進む関西圏の競馬。2021年宝塚記念は2週間しかない短期開催の最終週になり、いつもより馬場状態に恵まれる公算が高い。枠順など例年のデータの取り扱いに注意しつつ、牝馬3強についてみていくと、それぞれにデータ上の壁があった。

2021年6月20日、東京競馬場で行われたユニコーンSは坂井瑠星騎手騎乗のスマッシャーが1着で入線。2着にはサヴァ、3着にはケイアイロベージが入線した。

6月20日、阪神競馬場で行われたマーメイドSは藤懸貴志騎手騎乗のシャムロックヒルが1着で入線。2着にはクラヴェル、3着にはシャドウディーヴァが入線した。

6月20日（日）に行われるユニコーンSは、ゴールドドリーム、ルヴァンスレーヴ、カフェファラオなどGⅠ馬を多数輩出している出世レース。SPAIA予想陣の本命馬はスマッシャーが2人、ルーチェドーロとケイアイロベージが1人ずつとなった。その他、4人全員がラペルーズを対抗評価としており、総合的には最も高い評価となっている。

2021年6月20日（日）に阪神競馬場で行われるマーメイドS。SPAIA予想陣4人中2人が本命ミスニューヨーク、対抗イズジョーノキセキまで同じ予想に。前走は力を発揮できなかったが、53kgのハンデ、阪神内回りコース、雨と好走条件が揃ったと見ての抜擢となった。その他では、データ予想の観点からソフトフルート、アブレイズの2頭も本命馬として名前があがっている。

2021年6月20日（日）に阪神競馬場で行われる牝馬限定のハンデ重賞、マーメイドS（GⅢ・芝2000m）。AIの本命はアブレイズ。過去10年のマーメイドSでハンデ56kgの単回収率112％、前走メイS組の単回収率413%というデータに期待して、高配当を狙う。

2021年6月20日（日）に東京競馬場で行われる3歳ダート重賞のユニコーンS（GⅢ・ダート1600m）。近6年の優勝馬は後にGⅠを勝利するなど、出世レースと言える一戦でAI予想エンジンKAIBAが本命に推奨したのはケイアイロベージ。現3歳世代で今最も勢いがあり、東京ダート1600mに強いヘニーヒューズ産駒、そして前走阪神ダート1800mを使っていた馬が好成績を残している点に期待する。

2021年6月20日（日）に阪神競馬場で行われるマーメイドS（GⅢ・芝2000m）。とにかく荒れることで有名なレースだが今年も実力伯仲の大混戦で非常に難解だ。京大競馬研は斤量と前走成績の関係から「相対的に」斤量の恩恵を受けた馬を重視。本命はミスニューヨークで以下イズジョーノキセキ、クラヴェル、アンドラステ、ソフトフルート、レッドベルディエスと続いていく。

2021年のマーメイドS、ユニコーンS。同日に行われるこの2レースをそれぞれ京都大学競馬研究会、東大ホースメンクラブが予想する。「牝馬は格より勢い」の格言通り、またハンデ差も作用して人気薄もたびたび好走するマーメイドS。今年も鍵を握るのはやはりハンデだ。ユニコーンSは芝発走の東京ダートマイル。こちらは枠順がポイントとなる。

ユニコーンＳ出走馬のPP指数の能力値差が小さいことからもわかるように、今回は確たる中心馬不在。そのうえダ1600mで連対実績のある馬ばかりが除外となり、ダ1600m以上で連対実績のある馬はわずか5頭。距離延長に不安のある馬も多く、大混戦ムードとなった。

【2021ユニコーンS予想】上位人気馬が超堅実な当レース。東大HCの本命は有利な外枠に収まったルーチェドーロ。対抗は能力確かも気性に不安のあるラペルーズ。残る一枠には好枠ゲットのカレンロマチェンコをチョイス。

2021年6月20日に東京競馬場で行われるユニコーンS。数々のダートGⅠ馬を輩出する、3歳ダート路線の登竜門的な名物重賞だ。このレースをSPAIA編集部が予想する。過去10年の勝ち馬はいずれも3番人気以内というように、堅い重賞として知られる一戦だが、例年と比べると今年はやや小粒なメンバー構成となった印象だ。ならばと、狙い目として浮上する伏兵がいる。

2021年6月20日の阪神メインはマーメイドS。牝馬限定のハンデ重賞という条件もあって、波乱傾向の強いレースとして知られている。このレースをSPAIA編集部が予想していく。8頭による抽選を突破し、ハンデ51キロでの出走叶ったクラヴェル。母は7年前にこのレースを制したディアデラマドレ。果たして斤量差を生かしての母仔制覇はなるのか。

ユニコーンS、マーメイドSの2重賞が施行される6月20日、日曜日の中央競馬。この日の特別レースからSPAIA編集部が厳選したオススメ馬を紹介していく。 過去10年で8度、3連単配当が10万円を超えるなど波乱の重賞として知られるマーメイドS。今年狙いたい伏兵はどの馬か。一転、過去10年の勝ち馬全てが3番人気以内というユニコーンS。ただ、今回は例年ほど抜けた存在がいない印象で、紛れの目も十分にありそうだ。

2021年6月20日に東京競馬場で行われるユニコーンSの枠順が確定した。芝発走のため外枠有利とされる東京ダート1600mだが、ユニコーンSに限って言えば極端な内外の傾向はない。強いて探すとすれば、前走で4角3番手以内だった馬が8枠に入ると過去10年で【0-2-1-3】、複勝率50%。外枠の先行馬を少しだけ加点しておきたい。

2021年6月20日に阪神競馬場で行われるマーメイドSの枠順が確定した。過去10年の枠順別成績を見ると4、5枠に勝ち星がない。馬番1～3番が【4-1-3-22】、単回収率164%をマークする一方で、大外枠も7、13、10番人気で3度連対。不思議と両極端な枠順が好結果を出している。