2020年の春の東京競馬場、京都競馬場の開幕週で馬券に役立つデータをご紹介。2回東京開幕週は内枠の好走率が高く、1番人気馬の信頼度が特筆に値する。3回京都開幕週は逃げ切りが極めて少なく、馬券的な妙味にも乏しい。対照的に差し馬が台頭し、前走データに着目するだけでプラス収支も可能だ。

2020年1月現在、ディープインパクト産駒のGI勝ち馬は国内外合わせて47頭にのぼる。さまざまなタイプの馬を輩出しているがダートのGI級は1頭だけで、スプリント部門に関してはいまだGI馬が出ていない。現時点でいえるのは「芝向き」で「距離適性はマイル以上」ということだ。データを調べると意外な事実がたくさん出てくる。

今では多くの馬がメンコの下につけているピッタリとしたマスク「コンプレッションフード」。なぜ今厩舎関係者の間で流行っているのか、その謎を解明してみた結果、顔のツボを圧迫することで馬に安心感を与える効果があることがわかった。

2020年4月19日時点での騎手リーディングは66勝で川田騎手がトップ、2位は54勝のルメール騎手と続いているが、この1か月で最も活躍したのは松山騎手だった。そんなリーディング争いの状況について、3回中山・2回阪神開催の結果とともに振り返っていく。

2020年の牡馬クラシック1戦目の皐月賞は、ゴール前はコントレイルとサリオスの無敗馬2頭による壮絶な一騎打ちとなった。結果は1/2馬身差で1番人気のコントレイルが勝利した。AI予想エンジンKAIBAの本命、サリオスは2着に敗れている。

2020年春の阪神開催を締めくくるのはNHKマイルCトライアルのアーリントンC。1着タイセイビジョンだった。レース内容は騎手の戦略が結果として明暗を分ける形となった。

2020年春の阪神開催を締めくくるのはダート重賞のアンタレスSだった。馬の力を信じて溜めるだけ溜めて弾けたウェスタールンドがV。3連勝の上がり馬ベストタッチダウンは残念な結果となった。

2020年第80回皐月賞は1番人気コントレイルが大外からひとマクリで勝負を決めた。前日に不良馬場まで悪化していた開催最終日の中山芝コースがコントレイルにこれまでとは違うレースをさせ、その奥に潜んでいた力を引き出すこととなった。ホープフルS以来の出走での勝利はサートゥルナーリアに続く2年連続。2着サリオスも昨年暮れの朝日杯FS以来のレースで好走、東京でこそのハーツクライ産駒。これを元に日本ダービーでは予想を組み立てたい。

2歳GIを勝ったディープインパクト産駒は合計7頭いるのだが、その7頭とも3歳以降にGIを勝っていない。このあたりが、一部で噂される「ディープインパクト産駒の早熟説」の原因なのだろう。

2020年クラシックは早くも第2ラウンドがはじまる。その先陣を切るのがオークストライアルのフローラSだ。近年の高速化する東京の馬場を象徴するような記録が続出するレースであり、東京芝2000ｍ戦らしく内枠が有利である。加えて1勝クラスを突破した関西馬が強く、GⅢ組は掲示板以内だった惜敗組が強いという傾向がある。

2020年4月26日（日）に行われるのは読売マイラーズカップである。このレースと相性のいいデータは「大外枠」「距離延長組」「関西馬」「中4週以上」である。

ディープ産駒が3歳GIを勝った数は28。牡牝クラシック完全制覇はもちろん、全ての部門で複数の勝ち馬を出しており、最も得意の分野だ。

春の福島といえばおなじみ福島牝馬S。ヴィクトリアマイルの前哨戦だが、問われる適性は対照的である。機動性が求められるレースは4歳より5歳以上の成績がよく、かつ前走GⅢ出走組が圧倒的。なかでも中山牝馬S組は好走馬の大半を占める。この組の取捨は当日の人気順にある。なにより今年の中山牝馬Sをしっかり復習しよう。

2020年4月19日（日）に中山競馬場で行われるのはクラシック第1戦目、皐月賞である。AI予想エンジンKAIBAの予想は◎サリオス ◯レクセランス ▲コントレイル △ダーリントンホール ×マイラプソディ。

【皐月賞予想】2020年の牡馬クラシック初戦を飾る皐月賞に精鋭18頭がそろった。無敗のGⅠ馬コントレイル・サリオスに弥生賞勝ち馬サトノフラッグを加えた3強が人気を集めるなか、東大ホースメンクラブは逆転を期すヴェルトライゼンデを本命に抜擢。3強ではコントレイルを最上位に評価した。以下印はサリオス、サトノフラッグと続く。

2020年のダート路線は上半期頂上決戦の帝王賞へ向けて再始動。アンタレスSはそのステップレース。注目すべきは目下3連勝中のベストタッチダウンだが、前走3勝クラス【0-0-0-10】と気になるデータも多い。本命はロードゴラッソ。ポイントは5歳、前走名古屋大賞典、そして乗り替わり浜中俊だ。

2019年ホープフルS組は11着馬のガロアクリークがスプリングSを制するなど過去2年に比べてレベルが上がっておりGⅠとしての格を持ち始めてきた。それらのメンバーを弥生賞で退けたサトノフラッグに本命を打ちたい。

2020年4月18日（土）に阪神競馬場で行われるのはアーリントンカップ（GⅢ・芝1600m）である。AI予想エンジンKAIBAの予想は◎デュードヴァン ◯タイセイビジョン ▲グランレイ △トリプルエース ×チュウワノキセキとなっている。

今週のコラムのテーマは「ペースと脚質」。中山芝2000mは平均的なペースでは断然前有利で、皐月賞のように厳しいペースになっても前が止まらない。2020年の皐月賞3強のうちではサリオス・コントレイルが一歩リード。穴馬ではキメラヴェリテを推奨する。

2020年4月18日（土）に行われるのはアーリントンカップである。予想は◎ギルデッドミラー〇タイセイビジョン▲プリンスリターン△ボンオムトゥック☆デュードヴァン となっている。

4月18日（土）に阪神競馬場で行われる アーリントンカップ（GIII・芝1600外） の枠順が発表された。 朝日杯FS2着のタイセイビジョンは5枠6番、シンザン記念2着で、今回も原田和真騎乗のプリンスリターンは7枠9番に入った。

4月19日（日）に阪神競馬場で行われる アンタレスステークス（GIII・ダ1800m） の枠順が確定した。 ダート初勝利を目指す菊花賞2着馬クリンチャーは2枠4番、前走名古屋大賞典を完勝したロードゴラッソは2枠3番、重賞2勝のアナザートゥルースは6枠11番に入った。

コントレイルVSサリオスの二強ムードが漂う2020年の皐月賞。過去10年の結果を振り返ると波乱の決着も多く見られるが、果たしてどのようなレースになるのか。中山コースの馬場傾向と各馬の馬場適性という観点から分析した結果、◎サトノフラッグ、○コントレイル、▲ヴェルトライゼンデ、△ダーリントンホール、×マイラプソディ、×クリスタルブラック、☆ブラックホールの7頭を推奨する。

2020年、皐月賞に向けてそれぞれの前哨戦をステップに挑む各馬。ホープフルS、共同通信杯、弥生賞、スプリングS、若葉Sの5レースを回顧することで浮上した推奨馬はコントレイル、ヴェルトライゼンデ、武豊騎手が騎乗するマイラプソディ、キメラヴェリテの4頭。

2020年4月19日（日）に中山競馬場で行われるクラシック第1戦皐月賞（GⅠ・芝2000m）の枠順が発表された。朝日杯FSの勝ち馬コントレイルは1枠1番、朝日FSの勝ち馬サリオスは4枠7番、弥生賞の勝ち馬サトノフラッグは3枠5番に入った。