8月30日、札幌競馬場ではキーンランドC、新潟競馬場では新潟2歳Sが行われた。AIの本命馬ダイアトニックは15着、シュヴァリエローズは5着と両レースとも残念な結果に終わった。敗因は何だったのか、詳しいレース結果とともに振り返る。

サマースプリントシリーズ北海道ラウンド第2戦のキーンランドCは5人気エイティーンガールが大外一気で快勝、初重賞タイトルを奪取した。2着ライトオンキューとUHB賞組がワンツー。この2頭に共通していたのは好走できる時計の範囲。ともに良馬場の7秒台は厳しく、良でも8秒台後半から9秒台が理想。札幌競馬場に終日降り続いた雨を味方にした好走だった。

新潟外回りマイル戦で行われることから大物感漂わせる勝ち馬も多く出る新潟2歳S。2020年はこのレースとしては厳しい前後半800m47秒3－47秒3の精緻なイーブンペースで底力と加速力が問われる競馬となった。

サマー2000シリーズのファイナルは夏の新潟最終日の名物GⅢ新潟記念。舞台は日本唯一の直線部分占有率約80％の新潟外回り2000ｍ。サマーシリーズ転戦組が圧倒的に強く、なかでも小倉記念組が優勢。小倉記念での着順には気をとられず、同レースで中団から競馬をした馬の活躍が目立つ。

北海道開催の最後を飾る重賞は、2020年9月5日（土）に札幌競馬場で行われる札幌2歳ステークス（GⅢ）。傾向とデータをしっかりと頭に入れて週末に備えたい。注目すべきは外枠、ステイゴールド系。

短い小倉の夏、その終わりを告げるのは今年も小倉2歳S。キャリアが浅い馬同士、いわゆるどんぐりの背比べ的なレースは人気順すら読みにくく、例年オッズが割れる。一見して難解なレースではあるが、上位人気が比較的強く、ファンの見立てが正しかったという結末が多いレースでもある。

2020年8月30日、新潟競馬場で行われた新潟2歳ステークスは戸崎騎手騎乗のショックアクションが勝利が1着で入線。2着にはブルーシンフォニー、3着にはフラーズダルムが入線した。

2020年8月30日、札幌競馬場で行われたキーンランドカップは坂井騎手騎乗のエイティーンガールが勝利が1着で入線。2着にはライトオンキュー、3着にはディメンシオンが入線した。

2020年8月30日に札幌競馬場で行われるのはキーンランドカップ。ダイアトニックを本命にしたのはAIのみ。ダイアトニックは今年の高松宮記念で重馬場もこなしているので、雨も心配なしかと思いきや、馬場適性チャートで予想する三木俊幸氏いわく 「高松宮記念は重馬場とはいえ、上がり33.7で走れる馬場状態だったこと、前走は洋芝ながら1:07.5、上がり33.9と高速決着の舞台だったことを踏まえると、道悪で上がりのかかる馬場になることはマイナス材料。力上位ではあるが、割引が必要だ。」 とのこと。やはり雨で自慢の切れがそがれないかが心配なようだ。 ダイアトニックを差し置いて3人が本命に推したのがライトオンキュー。昨年、このレースでダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの4着。時計がかかる馬場が得意なだけに逆転があるとみているようだ。

2020年8月30日に新潟競馬場で行われるのは新潟2歳Sである。今年は全ての馬が前走1着なだけに難解なレースである。このレースをSPAIA予数陣はどう予想したのか。 4人中2人が本命に推したのがブルーシンフォニー。あと興味深いのが、データ予想の門田氏が新馬戦快勝し、鞍上人気もありそうなシュヴァリエローズとフラーズダルムを切ったこと。この2頭は前走右回りの競馬場だが、過去10年でその馬の成績は【0.2.4.33】と勝てておらず。この2頭は今年もこのデータが壁になり勝てないのか？結果を楽しみに待ちたい。

この夏にデビューを迎えたばかりの2歳馬11頭によって争われる新潟2歳S。東大HCの本命は新馬戦で差し切り勝ちを収めたブルーシンフォニー。対抗にはショックアクションを据え、ゴドルフィン勢2頭を上位に評価した。以下、印はハヴァス、シュヴァリエローズ、ジュラメント、フラーズダルムとなっている。

8月30日に札幌競馬場で行われるのはキーンランドカップである。ダイアトニックが断然の1番人気に推されそうだが、AI予想エンジンKAIBAの予想は◎ダイアトニック ○アスタールビー ▲ヤマカツマーメイド △イベリス ×ライトオンキューとなっている。

8月30日に新潟競馬場で行われるのは新潟２歳ステークスである。この時期の2歳重賞でも珍しく、今年は出走馬全てが前走1着と難解なレース。このレースをAIはどうみたのか？本命はシュヴァリエローズ ○ショックアクション ▲ブルーシンフォニー △ロードマックス ×フラーズダルムとなっている。

2020年8月30日に札幌競馬場で行われるキーンランドC（GⅢ・芝1200m）。札幌開催も終盤に差しかかり、時計がかかる傾向のある今の馬場では、ライトオンキューを狙いたい。次点にはどんな条件でも崩れず、適度に間隔も空いてフレッシュな状態で臨めそうなダイアトニック、そして重賞でも通用する末脚を持っているエイティーンガール、函館スプリントS4着のフィアーノロマーノ、アイビスサマーダッシュでは3着と見せ場を作ったビリーバーまで押さえておく。

サマースプリントシリーズの第5戦であり、スプリンターズSの前哨戦でもあるキーンランドC。各陣営によって勝負度が異なるため能力比較だけでは予想が難しいが、今年は上位馬がかなり強力な顔ぶれ。参考レースを振り返りながら有力馬の地力を分析した結果、◎ライトオンキュー、○ダイアトニック、☆エイティーンガールの3頭を推奨する。

8月30日に札幌競馬場で行われるキーンランドC。PP指数の能力値・最高値1位はダイアトニック断然の人気が予想されるダイアトニックだったが、前走とは異なり今回はハイペースになりやすく、開催後半で時計の掛かる馬場でのレースなので展開面では厳しくなりそうだ。穴馬候補としては、前走のＵＨＢ杯では先行してバテて敗れたが、これまでに好指数がある馬の中からイベリス、メイショウショウブ、エイティーンガールの3頭に注目する。

難解なフルゲート戦においては枠別成績がヒントになり、特に小倉芝2000mの1枠が壊滅的な数字であることを押さえておきたい。内枠の福永騎手、短距離の北村友騎手が信頼でき、シニスターミニスターの勝負強さにも期待が持てる。

2歳重賞を攻略するために役立つデータを紹介する。2歳重賞では1番人気が強く、危険視されがちな1戦1勝の人気馬もイメージに反して回収率が高い。また、新馬戦で逃げていた馬が苦戦傾向にあることも分かった。

8月30日に札幌競馬場で行われるキーンランドカップ。このレースを京大RC、SPAIA編集部が予想。京大RCは対抗、SPAIA編集部は本命に推していたダイアトニックだが、札幌ではかなりの雨が降るということで評価を落としたのか？安定感があり軸には最適な同馬だが、果たして評価は？

8月30日に新潟競馬場で行われるのは新潟2歳ステークス。このレースを東大HCが予想。全頭1勝馬というなか、特に抜けた馬がいるらしい。そして、対抗には馬主ゴドルフィンの馬を推奨。今年の新潟2歳Sはゴドルフィン祭りとなるか？

2020年8月30日に新潟競馬場で行われる新潟2歳ステークスの枠順が確定した。前走着差以上の完勝だったシュヴァリエローズは1枠1番、福永騎手騎乗のフラーズダルムは5枠5番に入った。

2020年8月30日に札幌競馬場で行われるキーンランドカップの枠順が確定した。 今年の高松宮記念3着、前走函館SSを制したダイアトニックは1枠1番、重賞2勝目を目指すライトオンキューは6枠12番に入った。

2020年8月30日に札幌競馬場で行われるキーンランドC。サマースプリントシリーズであると同時に1着馬にはスプリンターズSの優先出走権が与えられる一戦でもあり、大舞台を目指すうえでも重要な位置づけにある。今週末は雨予報で道悪は避けられそうになく、一筋縄では行かないだろう。馬場適性の観点から分析した結果、◎ライトオンキュー、○エイティーンガール、▲フィアーノロマーノ、△ダイアトニック、×ビリーバー、×ダイメイフジの6頭を推奨する。

2020年8月30日（日）に行われる第40回新潟2歳S。予想は、◎ハヴァス 〇ブルーシンフォニー ▲タイガーリリー △ショックアクションだ。

JRAの全10場で活躍している誘導馬は99頭。馬場入場の誘導がメインの仕事ではあるが、放馬した馬をなだめる役割や観客のお出迎え、乗馬イベントへの参加など、様々な役割を担っている。GⅠ馬のサクセスブロッケンやビートブラックを始め、競走馬から誘導馬へと華麗なる転身を遂げた実績馬たちの顔ぶれについて、競馬場別に見ていこう。