【中央競馬】東京競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

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昨年同時期の東京競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京、京都、新潟での3場開催。ここでは昨年同時期の東京競馬場(2023年東京4回開催1~5日目)の傾向を、枠順、脚質などの観点からまとめる。

芝の傾向
枠順、脚質
+2~4枠
【13-12-8-91】勝率10.5%、複勝率26.6%
+逃げ
【5-7-2-17】勝率16.1%、複勝率45.2%
-6~7枠
【5-7-11-85】勝率4.6%、複勝率21.3%
-追込
【3-6-6-86】勝率3.0%、複勝率14.9%

芝全体の傾向としては、開催序盤らしく内枠、前有利。複勝率は全枠20%台だったが、勝率では2~4枠のやや内目が優勢だった。また、スタート後すぐに向正面と合流する1800mコースでは1~5枠【6-3-3-27】、6枠~【1-4-4-27】と明暗がくっきり分かれており、日曜日に行われる毎日王冠は特に注意したい。

脚質は逃げが優勢。回収率も単勝146%、複勝94%と優秀なので必ず押さえておきたい。一方、差し【8-11-9-109】勝率5.8%、複勝率20.4%と中団から後ろの馬は長い直線を使っても届かないケースが多い。特に、差し、追込だった1~2番人気馬は【5-7-4-14】勝率16.7%、単回収率53%で過度な期待は禁物だ。

騎手ではC.ルメール騎手が【4-4-4-7】勝率21.1%、複勝率63.2%と安定感した結果を残していた。昨年はサウジアラビアロイヤルカップと毎日王冠でもしっかり3着内にきており、今週末の東京重賞でも見逃せない。

また、昨秋の東京開催を通して【20-15-12-13】勝率33.3%、複勝率78.3%と驚異的なパフォーマンスをみせており、東京では逆らえないジョッキーだ。

ダートの傾向
枠順、位置取り
+8枠
【6-2-5-43】勝率10.7%、複勝率23.2%
+4角2番手
【7-3-7-20】勝率18.9%、複勝率45.9%
-2枠
【2-1-3-38】勝率4.5%、複勝率13.6%
-4角8番手以下
【7-5-7-170】勝率3.7%、複勝率10.1%

ダート全体の傾向としては前有利。枠別成績では内外で比較したところ、外がやや優勢なものの、大箱コースということもありフラットに近かった。

1~4枠【11-11-13-148】勝率6.0%、複勝率19.1%
5~8枠【17-17-15-174】勝率7.6%、複勝率22.0%

しかし、芝スタートの1600mコースでは芝を長く走れる8枠が6戦して【4-1-2-19】と明らかに有利だった。

位置取りでは30レース中7勝を挙げた4角2番手がVポジションだった。同1番手も【4-6-3-15】勝率14.3%、複勝率46.4%と良好。回収率の面でも同2番手以内は単複ともに130%台と妙味も十分だった。一方、中団より後ろの馬はペースが流れたときは台頭するものの、展開待ちの面が強かった。基本は前に行ける馬を探したい。

種牡馬系統ではエーピーインディ系(シニスターミニスター、マジェスティックウォリアーなど)が【5-4-1-23】勝率15.2%、単回収率113%と活躍。昨年以降の東京ダート成績で見ても単回収率は同じく113%を記録している。

特に1600mコースでは【19-16-14-187】勝率8.1%、複勝率20.8%、単回収率148%、複回収率120%とベタ買いでプラスだ。今週は土曜10R赤富士S、日曜10RグリーンチャンネルCと準メインがダ1600m戦となっている。いずれのレースにもエーピーインディ系産駒が出走するので馬券の選択肢には入れておきたい。

傾向まとめ
芝:内枠、前有利
ダ:前有利

特注データ
芝:ルメール騎手が複勝率63.2%で安定感◎
ダ:1600m×エーピーインディ系に妙味

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