2021年10月9日、サウジアラビアRC当日となる土曜の特別レースからSPAIA編集部が厳選した推奨馬を紹介する。東京の山中湖特別には春のクラシック戦線でも善戦したあの馬が出走予定。タイトルこそないが、素質は自己条件なら何枚も上だ。

東京の秋競馬開幕を飾るサウジアラビアロイヤルカップ。強烈な傾向として前走中山組は全く活躍していないことや、前走勝ち馬が圧倒的成績を収めるなど、総じて人気馬優勢のデータばかりが揃うレースではあるが、データから漏れたロードリライアブルには父・典弘騎手の得意重賞での騎乗技術が伝わっていれば横山武史騎手初騎乗で一発があるかも。

10月6日（水）に大井競馬場で行われたのはJBCスプリントに向けた前哨戦、東京盃（JpnⅡ・ダート1200m）。勝利したのは道中3番手からレースを進めた7番人気サクセスエナジーだった。これが重賞6勝目となったが、1200mでは初の重賞タイトル獲得。今年のJBCスプリントは得意とする1400m戦なだけに、砂を被らずに先行できれば本番でも好結果が期待できそうだ。

10月10日（日）に行われる2021年京都大賞典（GⅡ・芝2400m）。今年は阪神競馬場で開催される。秋の阪神開催は昨年より1カ月早い開幕となり、昨年同様に高速馬場となりそうだが、昨年はシャタリング作業のみだったのに対し今年はエアレーション作業が追加されている。昨年よりは若干差し馬の台頭も増える可能性はあるが、基本的には4角通過時点では前を射程圏に入れられるポジションに押し上げていないと厳しい馬場となりそう。そうした点も踏まえ、2走前に同じ条件を好タイムで快勝しているアイアンバローズに注目したい。

阪神競馬場を舞台に行われる2021年京都大賞典。京都芝2400mよりも直線指向が強い阪神芝2400mだけに終盤の瞬発力が勝負の鍵となりそうだ。参考レースから各馬の特徴を整理していくと、ヒートオンビート、キセキが注目馬として浮上する。

2021年10月10日に行われる東西のGⅡ競走、毎日王冠と京都大賞典。天皇賞やジャパンCなど、今秋のGⅠ戦線につながっていくステップ競走だ。東大ホースメンクラブと京都大学競馬研究会が予想する。毎日王冠は古馬重賞で活躍が目立つ3歳勢から、シュネルマイスターに注目。京都大賞典は重賞初Vを目指すあの良血馬。どちらも年少馬の勢いに期待。GⅠで既存勢力を脅かす新星は現れるのか。

2021年10月10日に東京競馬場で行われる第72回毎日王冠。毎日王冠のデータをまとめてみると、まず好走データはA「3歳馬、次いで4歳馬」B「母の父がStorm Cat」C「前走1～3着馬」D「前走1～5番人気馬」。3つの好データを満たすシュネルマイスターが本命だ。

今週は10日（日）に東京競馬場で開催される2021年毎日王冠を予想する。過去10年（11～20年）のデータから、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、当てはまった馬を順番に消していく。

2021年京都大賞典と、サウジアラビアロイヤルカップ。この2重賞について、SPAIA編集部が過去のデータを活用しながら予想する。3連単平均配当56万円の京都大賞典は今年も波乱気配。回収率が高い「前走大敗馬」に目を光らせたい。サウジアラビアRCには世代の一番馬とも噂されるコマンドラインが出走予定。グランアレグリアやダノンプレミアムが制した出世レース。今年も大物誕生か。

2021年10月10日に東京競馬場で行われる毎日王冠は、3週後に迫った天皇賞の前哨戦として不動の地位を築いた名物GⅡ。このレースの過去データを見ながら、SPAIA編集部が予想していく。今年の注目はダノンキングリー、シュネルマイスター。安田記念1・3着馬が1800mに舞台を替えて再戦する。果たして勝つのはどちらか、そしてデータから狙ってみたい穴はどの馬か。

10月10日は2021年毎日王冠、京都大賞典という東西で伝統のGⅡレースが行われる。そこで今回はこの両レースの思い出として、1998年の毎日王冠と2000年の京都大賞典について振り返ってみたい。

秋の中京競馬最終週となった10月2日（土）、2Rに行われた芝2000mの2歳未勝利を勝利したのは父キングカメハメハのダンテスヴュー（栗東・友道康夫厩舎）だった。高速馬場だったものの、道中のラップは緩まず持続力が求められる展開となったが、2:00.9の好タイムで駆け抜けた。まだ幼い面を見せつつも余裕のある勝ち方、産駒13頭が全て勝ち上がる堅実な血統だが、まだGⅠ馬が出ていないだけに兄たちを超える活躍を期待したい。

今週はスーパーGⅡ毎日王冠。秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋と、来週から続くGⅠラッシュに負けないハイレベルな戦いが期待される。春に念願のGⅠタイトルを獲得したダノンキングリーと3歳マイル王シュネルマイスターが安田記念以来の激突。さらにはドバイターフ以来の実戦となるヴァンドギャルド、6歳にして重賞初制覇を成し遂げ勢いに乗るマイネルファンロンなども参戦を予定している。

先週末は秋のGⅠシリーズ開幕戦となったスプリンターズS（GⅠ・芝1200m）が行われ、福永祐一騎手騎乗の3歳馬ピクシーナイトが秋のスプリント王者に輝いた。またダートのハンデ重賞シリウスS（GⅢ・ダート1900m）は幸英明騎手騎乗のサンライズホープが早め先頭から押し切って重賞初制覇を飾った。AI予想エンジンKAIBAはこれらのレースの予想を的中させることはできたのか振り返る。

このコラムでは「2歳戦で大儲け」を目指して、古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。今回は中京の野路菊Sで牝馬のロンがレコード勝利。中山では出遅れながらも強い勝ち方をしたイルチルコなどがでた9月25日、26日の2歳戦について、指数と評価を掲載する。

ダート界も秋のクライマックスに向け、前哨戦が各地で始まる。シリウスSは昨年に続き中京ダート1900mで行われた一戦。タフな流れを先に抜け出したサンライズホープがウェスタールンドの末脚を完封した。

秋のGⅠシーズン開幕戦、2021年スプリンターズSは夏の勢いそのままに3歳ピクシーナイトが勝利。世代交代を印象づけた。1200m戦に見事に適応し、着実に成長した馬自身の力と予想外の展開になった一戦を福永祐一騎手が読み切った勝利だった。

伝統のGⅡ毎日王冠といえば、サイレンススズカ、グラスワンダー、ウオッカなどスターホースの始動戦として有名。今年も安田記念1着ダノンキングリー、3着シュネルマイスターが参戦。当然ながら中心視される。だが安田記念と毎日王冠を連勝した馬はグレード制導入以降、いない。

京都の秋を告げる京都大賞典は今年、仁川が舞台。阪神芝2400mは京都芝2400mとは同距離でも大きく異なり、当然ながら問われる適性が違う。コース傾向のデータから浮上するのはスタミナ色が強い馬だ。

2021年サウジアラビアロイヤルカップをデータから分析。1番人気、新馬0.3秒差以上で勝ち、6・7月デビュー、1月生まれなどが好データで、コマンドラインもステルナティーアも盤石の存在。穴候補は1月生まれのスタニングローズで、今年はサンデーレーシングのワンツースリー決着も予想される。

2021年10月3日、中山競馬場で行われたスプリンターズSは福永祐一騎手騎乗のピクシーナイトが1着で入線。2着にはレシステンシア、3着にはシヴァージが入線した。

2021年10月3日に中山競馬場で行われるスプリンターズS。過去10年、勝ち馬の前走はセントウルS組が5頭、安田記念、キーンランドCが各2頭、CBC賞が1頭。特に、セントウルSを「2番人気以内で連対」してきた馬が【4-3-1-5】、連対率53.8%と安定感抜群だ。該当するレシステンシアとピクシーナイトは外せない。

10月3日（日）に中山競馬場で行われるのは秋のGⅠシリーズ開幕戦、2021年スプリンターズS（GⅠ・芝1200m）。SPAIA予想陣6人中3人が本命に推奨したのは春の高松宮記念を制しているダノンスマッシュ。残る3人も対抗1人、単穴2人と上位評価を受けた。その他、同じく全員が上位評価したレシステンシア、3歳馬ピクシーナイト、昨年3着のアウィルアウェイにも本命の印が回っている。

【2021凱旋門賞予想】日本馬の悲願達成がかかる第100回凱旋門賞。東大HCはタルナワを本命に据える。対抗には日本馬・ディープボンドを選んだ。以下、スノーフォール、アダイヤー、ハリケーンレーン、ラービアーと続く。

中山芝1200mで適性を見せているのがロードカナロア産駒。2017年9月に初めてこの条件を使ってから、すでに9勝を挙げている。ディープインパクト産駒が初めて中山芝1200mを走ったのが2011年の6月だから、いかに勝ち星を重ねるスピードが速いかよく分かる。今回のスプリンターズSには複数のロードカナロア産駒が出走しているが、その中でも注目はファストフォース。