11月最終週となった27日（土）、28日（日）には3つの重賞レースが行われ、ジャパンC（GⅠ・芝2400m）はラストランのコントレイル、京都2歳S（GⅢ・芝2000m）はジャスティンロック、京阪杯（GⅢ・芝1200m）はエイティーンガールがそれぞれ勝利した。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返る。

このコラムでは古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。今回は東京スポーツ杯2歳Sを勝利したイクイノックス、赤松賞（1勝クラス）を勝利したナミュールなどがでた11月20日、21日の2歳戦について、指数と評価を掲載する。

珍しくスプリンターズS組が上位3着以内を独占した。その裏には阪神芝1200m特有の早くなりにくいコース形態と、そこにハマった遅めの流れがあった。短距離の瞬発力型エイティーンガール、1400m以上に適性があるタイセイビジョン、マイペースで行ったファストフォース。それぞれに次走以降に向けたヒントがあった。

2021年ジャパンCは引退レースだったコントレイルが勝った。三冠達成後、勝利がなかった間の辛さをすべて払いのけるほどの立派な走りだった。東京芝2400mで後半1200m1.10.2は18年アーモンドアイ、11年ブエナビスタに次ぐ3番目の記録。上位2頭は瞬発力に長けた牝馬だった。

2021年11月27日に阪神競馬場で行われたラジオNIKKEI杯京都2歳Sはジャスティンロックが勝利。後方から進めて豪快に大外をマクり差したレースぶりに映ったが、馬場や気象条件、ラップタイムを観察すると松山弘平騎手の隠れたファインプレーが光る。

中京に移って7年。データが積みあがり、レース傾向もそれなりに見えてきた。ソダシはそういった傾向をすべて打ち破れるだろうか。ソダシについては血統面からアプローチしつつ、それ以外については前走レースからJBCクラシック組が浮上する。

暮れの中山開幕週の名物重賞ステイヤーズSは現存する国内平地競走で最長距離重賞、だからこそここを狙う馬は多く、リピーターが強い。今年も昨年覇者オセアグレイトがデータ上で理想的な臨戦過程で連覇に挑む。伏兵はアルゼンチン共和国杯6着以下、かつ後方からレースを進めたトーセンカンビーナだ。

施行条件がこの10年で色々変わったチャレンジCは符号するレースデータのサンプルが非常に少ない。そこで当欄ではコースデータを使用し、その傾向を分析する。浮上するのはジェラルディーナ、アルジャンナ、ヒートオンビート、ソーヴァリアントだ。

2021年11月28日、阪神競馬場で行われた京阪杯は秋山真一郎騎手騎乗のエイティーンガールが1着で入線。2着にはタイセイビジョン、3着にはファストフォースが入線した。

2021年11月28日、東京競馬場で行われたジャパンCは福永祐一騎手騎乗のコントレイルが1着で入線。2着にはオーソリティ、3着にはシャフリヤールが入線した。

11月28日（日）に東京競馬場で行われる2021年ジャパンC（GⅠ・芝2400m）。SPAIA予想陣6人中3人から本命として名前があがったのは、これが引退レースとなるコントレイル。残る3人はユーバーレーベン、アリストテレス、シャフリヤールが本命となっている。外国馬では前走ブリーダーズCターフ2着から挑むブルームが最上位評価、穴では2人がキセキを取り上げている。

2021年11月28日に東京競馬場で行われる第41回ジャパンカップ。2400mという距離からスタミナが問われるのは間違いないが、3年前に驚異的なレコードが出現したように、スピード血脈が内包されることも不可欠となっている。ディープインパクトを米国血統の母系にかけあわせたコントレイルがこのパターンに合致する。

11月28日（日）に東京競馬場で行われる2021年ジャパンC（GⅠ・芝2400m）。AI予想エンジンKAIBAの本命はこのレースがラストランとなるコントレイル。前走天皇賞（秋）から挑んだ馬が6勝、4歳の関西馬も4勝とそれだけでもマイナス材料はないが、今回は4勝、2着3回、3着2回、勝率23.5%、連対率41.2%、複勝率52.9%という絶好枠、1枠を引き当てたことがさらなる後押しとなったことは間違いないだろう。

2021年ジャパンカップ。ローテーションに見られる特徴を分析する。結局のところ、好走数が多いのも穴が出るのも天皇賞（秋）組。大きく負けた馬の巻き返しも珍しくなく、天皇賞（秋）4着以下馬は全馬の複勝を買ってもプラスになっている計算。左回り巧者のサンレイポケットやユーキャンスマイルあたりに注目してみたい。

【2021ジャパンC予想】東大HCは、近走勝ち星からは遠ざかっているもののレース内容は決して悪くなく、絶好枠を引いて花道を飾る万全の準備が整ったコントレイルを本命視。対抗は東京では底知れぬ強さを見せているオーソリティ。以下、印はユーバーレーベン、ブルームと続く。

今週末に行われる2021年のジャパンカップは、三冠馬3頭対決となった昨年ほどではないが、コントレイルやシャフリヤールなど豪華なメンバーが顔をそろえる一戦となる。このレースを東大ホースメンクラブと京都大学競馬研究会が予想する。

SPAIA競馬の有料コースコンテンツ、レース予想AI・KAIBAが自信を示す11月28日（日）のレースから、メインレースを除いた5レースの本命馬を無料で紹介する。

昨年は外国馬の参戦が1頭、一昨年はゼロだったが、今年は3頭が出走。外国馬が勝てば2005年のアルカセット以来となるが、ジャパンＣの連対馬というのは、第1回からの歴史を振り返っても、自国NO.1かそれに匹敵する馬でないと通用していない。実績の観点では、今回出走するグランドグローリーは物足りない。また、前走がBCターフで連対した馬も苦戦傾向で、ブルームやジャパンも高速馬場適性に疑問が残る。欧州のトップクラスの馬がジャパンＣに出走してくれるのはとても嬉しいことだが、今年もやはり日本馬が優勢と見る。

11月28日（日）に阪神競馬場では2021年京阪杯（GⅢ・芝1200m）が行われる。AI予想エンジンKAIBAの本命はサヴォワールエメ。関西馬の「乗り替わり」「斤量増」「前走3番人気」は単複ともに130%超のデータが3つ揃った点と連勝中の勢いに期待する。

11月27日、阪神競馬場で行われたラジオNIKKEI杯京都2歳は松山弘平騎手騎乗のジャスティンロックが1着。2着はビーアストニッシド、3着にはフィデルが入線した。

11月28日（日）に東京競馬場で行われる2021年ジャパンC（GⅠ・芝2400m）。3冠馬コントレイルをはじめ、ダービー馬シャフリヤールやオークス馬ユーバーレーベンなど好メンバーが揃った。京大競馬研は3歳牝馬の好データを鑑みてユーバーレーベンを本命に推す。そしてシャフリヤールを対抗に据え、コントレイルは3番手にとどめた。4番手位以下はオーソリティ、ブルームと続き、穴馬ではシャドウディーヴァに注目している。

11月27日（土）に阪神競馬場で行われる2021年京都2歳S（GⅢ・芝2000m）でAI予想エンジンKAIBAが本命に推奨したのはキャンデセント。重賞となって以降の過去7年で4勝と好成績、さらに馬主のサンデーレーシングは連対率パーフェクトと相性がいい点に期待する。

2021年ジャパンカップの同週に行われるのが京阪杯とラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス。阪神の2重賞について、データを紹介しつつSPAIA編集部が予想する。レイハリアが5連勝を狙う京阪杯は10年で二度の100万馬券が出ている「荒れる」重賞。そのレイハリアとオースアットワンスは夏場に重賞で大暴れした3歳のスプリンター。だが、同じく夏に飛躍を遂げたファストフォースも黙ってはいない。また、土曜に行われる京都2歳Sも予想。ノーザンFの評判馬フィデルが出走予定だが、本命に推されたのはどの馬か。

2021年11月28日に東京競馬場で行われるジャパンカップ。三冠馬コントレイルがラストラン、後輩のダービー馬シャフリヤールらとの対決にも注目が集まる。このレースについて、過去データを見ながらSPAIA編集部が予想する。

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