【天皇賞(春)】阪神大賞典1着馬が3勝、テーオーロイヤルが中心 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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阪神大賞典1着馬が中心
4月28日京都競馬場で開催されるGⅠ・天皇賞(春)。長距離では絶対的存在だったタイトルホルダーがターフを去り、昨年の覇者ジャスティンパレスが不出走となったことで今年はやや混戦模様だ。
新しい長距離王に名乗りをあげるのはどの馬か、ここではローテーションに見られる特徴から有力馬を探っていく。なおデータは過去10回のうち、京都で開催された計8回のものを使う。
前走阪神大賞典組は【3-3-4-38】で好走馬24頭のうち10頭を送っている。ただ、結果を出しているのは半分以上が同レース1着だった馬で成績は【3-0-2-2】勝率42.9%、単回収率212%だ。テーオーロイヤルは一昨年の天皇賞(春)で3着と結果を出しており、重賞2連勝中と勢いがある。なにより3000m以上のレースでは【3-1-1-0】で馬券を外したことがない。やはりマークしておきたい。
もう一つの前哨戦である日経賞組はマテンロウレオのみ該当。前走5着以内は【1-2-2-20】、同6着以下は【0-0-0-15】。同馬は最低条件は満たしているが、そもそも栗東所属馬が【0-2-0-23】とあまり良くない。また日経賞組で好走したのは「今回3、4枠」の馬ばかりだ。それ以外だと【0-1-0-29】と苦しく、本馬も6枠を引いた。内を器用に立ち回るタイプであることも含めると推奨しづらい。
上位人気に推されるであろう昨年のクラシックホース2頭はどちらも2000mからの距離延長。前走2000m組は大阪杯が【2-1-0-5】で、好走馬はすべてここから出ている。となるとダービー馬タスティエーラに軍配が上がる。前走11着は一見苦しそうだが、過去にシュヴァルグランが13着から2着に巻き返した例もある。菊花賞2着時に騎乗していたJ.モレイラ騎手を迎えていることも含め注目だ。
最後にサリエラ。前走ダイヤモンドS組は【0-1-0-13】と苦戦傾向。しかも牝馬は7頭が挑戦して馬券絡みなしだ。乗り替わり自体は【2-5-3-46】複勝率17.9%とそこまで悪くないが、強調できるほどの材料ではない。なお牝馬の乗り替わりでは21年にカレンブーケドールが3着に好走しているが、この時は阪神開催だったことを覚えておきたい。
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