【チャンピオンズC】テーオーケインズに単勝回収率349%のデータ ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

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王道のJBCクラシック組

2023年12月3日に中京競馬場で開催されるチャンピオンズC。JRA下半期のダート王者決定戦に、今年も様々な路線から強豪が集まった。注目はマイルCS南部杯を圧勝し、初の1800m戦に挑むレモンポップと、5戦全勝でみやこSを制したセラフィックコールの2頭だが、果たしてダート中距離の一線級を相手に通用するのか。ここではローテーションに見られる特徴を見ていく。

チャンピオンズカップ、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


下半期の中央ダートには当レースを除いてGⅢまでしかなく、主力級はJpnⅡ以上の地方重賞に出走することが多い。昨年こそジュンライトボルトがシリウスSから連勝したが、現条件になった2014年以降の優勝馬9頭中8頭が前走地方。狙うべきは地方組だ。

王道路線は4勝を挙げる前走JBCクラシック組(京都開催含む)。過去9年で、同1着または5着以下は【0-1-0-19】だが、2~4着馬は【4-2-2-10】と優秀だ。JBCクラシック2~4着馬のうち、中京ダ1800mで3着以内の経験があると【4-2-1-4】勝率36.4%、複勝率63.6%、単回収率349%。今年はテーオーケインズが該当する。21年にはJBCクラシック4着から6馬身差で制覇しており、巻き返す余地あり。年内引退を発表しているだけに、ここは負けられない。

レモンポップのマイルCS南部杯組は【2-2-1-6】と好成績だが、好走馬はいずれも南部杯で4角5番手以下だった。レモンポップは逃げ切りで過去の例とズレる上に、1800m以上は初出走。同じく1800m以上は初出走だった昨年のシャマルが5着、1800m以上で馬券内がなかった20年のアルクトスが9着と惨敗していることも併せると疑問符がつく。

最後にセラフィックコールだが、前走JRA重賞は【1-4-6-69】複勝率13.8%。ただし当日1~3番人気なら【1-2-3-5】同54.5%と好走率は高く、ファンから支持を集めるほどなら押さえるのが無難だ。15年には追込馬のノンコノユメがこの条件で2着。追込タイプだからといって、軽視しない方がいいかもしれない。

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