【エリザベス女王杯】府中牝馬Sを好走した4歳馬に妙味 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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府中牝馬S好走馬を
2023年11月12日にエリザベス女王杯が開催される。20~22年は阪神競馬場で施行されたが、今年は4年ぶりに京都に戻る。ここでは京都開催時7回分のデータを対象に、ローテーションに見られる特徴を探っていく。
前提として年齢別成績について触れておく。対象の7回では3、4歳馬が【7-5-6-50】に対し、5歳以上が【0-2-1-51】。好走馬のほとんどが4歳以下だった。今回は年齢ごとに分けて好走パターンを探ろう。
優勝馬の前走レースを見ると、秋華賞、オールカマー、府中牝馬Sの3レースに絞られる。まずは3歳、秋華賞組。この組は前走3着以内かつ継続騎乗が【2-1-0-3】と好成績なのだが、乗り替わりの場合は前走着順に関わらず【0-0-0-7】。のちにGⅠを4勝するリスグラシューや、翌年に優勝するクイーンズリングですらも凡走している。今年は秋華賞3着のハーパーがいるが、川田将雅騎手に乗り替わり。凡走データに該当してしまう。
レースの中心となる4歳馬に目を向けると、好走馬のほとんどが前走オールカマーか府中牝馬Sだった。府中牝馬Sで3着以内だった馬は【3-1-1-3】勝率37.5%、単回収率202%で、社台系生産馬に限ると【3-0-1-1】勝率60.0%、単勝回収率324%に跳ね上がる。該当するのはルージュエヴァイユ。重賞は未勝利だが2着2回、このメンバーのなかでもポテンシャルは決して見劣りしない。ここで惜敗続きにピリオドを打ちたい。
データ的に劣勢の5歳以上は、過去に府中牝馬SかGⅠを勝っていることが必須条件。なかでも前走馬体重が450kg以下だと【0-2-1-3】複回収率190%となる。今年はディヴィーナが該当。府中牝馬Sを制した勢いからも、5歳馬で狙うならこの馬ではないか。
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