【京王杯SC】ダノンスマッシュが復活のV 1400mもこなせた要因とは?
SPAIA編集部 喜畑恵太
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ダノンスマッシュの復活劇
5月16日に東京競馬場で行われたのは京王杯SCである。高松宮記念惨敗のタワーオブロンドン、ダノンスマッシュに票が集まったが、結果はどうだったのか振り返っていく。
レースは大外枠からでもダノンスマッシュがスッとハナへ。他は何もつついていかず。タワーオブロンドンは行きたがるのを何とかなだめての追走。
特に動きもなく直線へ。2番手にいたセイウンコウセイは早々に垂れたが、その後ろのステルヴィオ、グルーヴィットが懸命に追うが前との差が詰まらず、ダノンスマッシュがまんまと逃げ切った。2着にステルヴィオ、3着にはグルーヴィットが入った。
ロードカナロア産駒のワン、ツー、スリー
勝ったダノンスマッシュは近走1200mを使っていて距離に不安を感じたが問題なしだった。ただ、この高速時計ではスピードタイプが幅を利かせる条件がそろっていたのも事実。もう少し時計のかかるレースでも勝ち負けできれば本物。
2、3着のステルヴィオ、グルーヴィットは先行力を生かして粘り込んだ。ともに実績馬で力を出し切ったレースだった。それにしても1~3着がロードカナロア産駒。よほど東京コースが向くのだろう。
惜しかったのがブービー人気のラヴィングアンサー。前有利の展開で、後ろから次元の違う脚で突っ込んできた。直線の長い競馬場でじっくりためれば、6歳でも重賞制覇も夢ではないところまできた。
タワーオブロンドンは明らかに精彩を欠いている。昨年の使い詰めの反動が出てきたという見方もできるが、ここ2走が雨馬場。実は馬場が原因ということも考えられるので良馬場なら警戒が必要。
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