今週から中央競馬は中山、中京に小倉を加えての3場開催となる。まずは先週の3日間開催72レースについて、中山・中京競馬場のレース傾向を騎手、脚質・枠順、血統の3項目に分けておさらいしていこう。

京都競馬場の改修工事の影響で、昨年同様に中京芝2200mを舞台に行われる日経新春杯。1回1～4日目はAコース替わりでラチ沿い有利のトラックバイアスが続いたが、2週目の今週はそろそろそのアドバンテージも失われるだろう。中京芝中距離戦らしいスタミナが求められる競馬となりそうだ。

2022年京成杯と愛知杯。この2重賞についてデータを参照しながらSPAIA編集部が予想する。土曜の愛知杯は3連単平均配当が70万円を超える、人気馬受難の荒れる重賞。アンドヴァラナウトが有力視されそうだが、1番人気は10年でわずか3連対と簡単な一戦ではない。思い切った穴狙いも有効な作戦だ。京成杯は皐月賞と同舞台の3歳重賞。アライバルやテンダンスらが出走予定。クラシックに向けて大事な賞金加算に成功するのはどの馬か。

この10年の間に開催時期の変更、中京コースの改修、小倉開催など共通データが出し辛いレースとなっている愛知杯だが、関東馬と関西馬の成績に差がでている。また、近年は荒れる重賞として有名なレース。しっかりと絞り込んでいきたい。

今週は昨年に引き続き中京競馬場で開催されるハンデGⅡの『日経新春杯』を予想していきたい。京都開催時を含めた過去10年の複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、当てはまった馬を順番に消していく。

今週末は日経新春杯。昨年のクラシックで全て4着以内、有馬記念でも4着に食い込んだステラヴェローチェが出走する。さらにはスクリーンヒーロー産駒マイネルウィルトスやキングズベスト産駒ショウナンバルディ、グランプリボス産駒モズナガレボシやジャスタウェイ産駒ロードマイウェイといった馬たちが参戦を予定し、血統的にもバラエティに富んだ一戦となる。かつてはステイゴールドやルーラーシップが制した日経新春杯の歴史を振り返る。

2022年1月16日に中京競馬場で行われる日経新春杯。68回の歴史を持ち、かつてはステイゴールドやルーラーシップも勝っている伝統のハンデGⅡだ。過去のデータを見ながらSPAIA編集部が予想する。過去10年で4歳馬が7勝を挙げるレース。今年はその4歳から、ステラヴェローチェとヨーホーレイクが出走予定。ただし、斤量57キロを境に好走率は激減、ステラヴェローチェはハンデ次第で黄信号が灯る。ここは「若くて軽ハンデ」の合言葉をともに、大穴にも目を光らせたい。

このコラムでは古馬のレースと比較しながら2歳戦の指数を算出し、出走馬を評価していく。今回はホープフルSを勝利したキラーアビリティ、万両賞を勝ったマテンロウオリオンなどがでた12月25日、26日、28日の2歳戦について、指数と評価を掲載する。

3日間開催となった先週末は3歳重賞2レースが行われ、シンザン記念（GⅢ・芝1600m）は横山典弘騎手騎乗のマテンロウオリオン、フェアリーS（GⅢ・芝1600m）はM.デムーロ騎手騎乗のライラックが制した。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返っていく。

桜花賞まで3カ月。クラシック特有の切なさあふれる戦いの幕があがった。勝利したライラックはこれで桜花賞までゆったりと成長を促せる。父母の血統背景とレース内容から万全の状態で臨みさえすれば、桜花賞でも面白い存在になる。

昨年のピクシーナイトを筆頭に近年は出世レースの意味合いが強いシンザン記念。今年の勝者マテンロウオリオンもまた春に向けて楽しみな存在になった。珍しく雄弁だった横山典弘騎手のコメントからその騎乗意図を読みとり、今後に活かしていきたい。

2022年日経新春杯は真冬のハンデ戦、かつ舞台はレース施行回数が少ない中京芝2200m。昨年は7、13、4番人気と波乱決着。今年も波乱を視野にじっくり考えたい。コースデータを細かく調べていくと、大型馬、ディープインパクト産駒、距離短縮というキーワードが浮上。当てはまるのはヨーホーレイクだ。

2022年京成杯が行われる。皐月賞まで3カ月。出走を確実にするための賞金加算の場、その選択肢はここから徐々に絞られていく。皐月賞と同条件の京成杯はうってつけの舞台。本番までゆったり3カ月。かつてよりそれはプラスになりつつある。ポイントは中距離。前走中距離戦出走馬を狙っていきたい。

真冬の牝馬限定ハンデ重賞・2022年愛知杯は今年も波乱の気配。実績上位のアンドヴァラナウトやマジックキャッスルを中心に考えつつ、それ以外はGⅠ出走組よりも思い切って条件戦からここに挑む馬を狙うべきではないか。

2022年1月10日、中山競馬場で行われたフェアリーSはM.デムーロ騎手騎乗のライラックが1着で入線。2着にはスターズオンアース、3着にはビジュノワールが入線した。

1月10日（月・祝）に行われる3歳牝馬限定の重賞、フェアリーS（GⅢ・芝1600m）。SPAIA予想陣4人中3人が新馬戦を加速ラップで差し切ったエリカヴィータを本命に推奨している。本命こそいないものの、その他ではスターズオンアースも評価が高く注目の存在だと言えるだろう。

1月10日（月・祝）に中山競馬場ではフェアリーS（GⅢ・芝1600m）が行われる。AI予想エンジンKAIBAが本命に推奨したのはエリカヴィータ。過去10年で6勝の「前走東京芝1600m」、5勝の「前走0.2秒差以内で勝利」、同じく5勝の「前走4角7番手以下」という3つの好データを味方に勝利を狙う。

【2022フェアリーS予想】今年初戦を迎える3歳牝馬16頭が中山マイルの舞台に集結。東大HCは新馬戦を驚異の末脚で制したエリカヴィータを本命視する。以下、印はエバーシャドネー、スターズオンアース、ニシノラブウインクと続く。

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2022年1月10日に中山競馬場で行われる3歳牝馬限定の重賞・フェアリーSについて、データとともにSPAIA編集部が予想する。厳寒期、トリッキーな中山、実力の不透明な3歳牝馬の戦い。この条件にふさわしく、過去10年で3連単平均配当が23万円と波乱度が非常に高い重賞だ。今年もどこから入ってもよさそうな構成となったが、なかでも京都2歳Sで8着大敗を喫したライラックの反撃に期待がかかる。

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1月9日、中京競馬場で行われたシンザン記念は横山典弘騎手騎乗のマテンロウオリオンが1着。2着はソリタリオ、3着にはレッドベルアームが入線した。

1月9日（日）に中京競馬場で行われるのは2022年シンザン記念（GⅢ・芝1600m）。SPAIA予想陣4人中2人が本命に推奨したのはラスールだった。その他、前走の新馬戦を13番人気で勝利したデルマグレムリン、新馬戦ではホープフルSを勝利したキラーアビリティを負かしているレッドベルアームも本命として名前があがっている。

1月9日（日）に行われる2022年シンザン記念（GⅢ・芝1600m）でAIが本命に推奨したのはラスール。過去10年で「ルメール騎手×牝馬」は勝率66.7%、単回収率273%、「中9週以上×牝馬」も勝率50.0%と間隔が開くことも問題ないというデータが見られる。さらに馬主の「シルクレーシング」も2勝と好相性。心強いデータを味方に勝利を狙う。

1月9日に中京競馬場で2022年シンザン記念（GⅢ）が行われる。名門藤沢和雄厩舎がラスールを送り込んだ他、レッドベルアームやウナギノボリなども参戦した。キャリア豊富な馬が走る一方で新馬勝ち直後の馬があまり走らないことと、川田騎手、武豊騎手が同コースでの複勝率が高いことを踏まえて本命はデルマグレムリンに打った。以下ソリタリオ、レッドベルアーム、ビーアストニッシド、カワキタレブリー、ラスールと続く。