【毎日王冠】湘南Sで見せた異次元の豪脚再び 東大HCの本命はジャスティンカフェ

東大ホースメンクラブ

毎日王冠、GⅠ勝利実績の有無別成績,ⒸSPAIA

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伝統のスーパーGⅡ

今週は東京競馬場を舞台にGⅡ毎日王冠が行われる。長らく低迷に喘いでいたものの、安田記念3着で復活の狼煙をあげたサリオス、ヴィクトリアマイルの屈辱を晴らしたいレイパパレ、大阪杯覇者ポタジェ、ホープフルS以来のGⅠ制覇へ弾みをつけたいダノンザキッドなどの実績馬に、同コースのエプソムCを制したノースブリッジ、豪脚ジャスティンカフェ、キングストンボーイなど素質馬が挑む。最終レース後に控える名物イベント、第12回ジョッキーベイビーズ決勝大会もあわせて楽しみな日曜日が待っている。

GⅡながらGⅠにも劣らないハイレベルなレースが毎年繰り広げられる伝統の一戦。過去のデータを参考に馬券戦略を検討していく。

GⅠ馬・非GⅠ馬、それぞれの狙い目は

過去10年の毎日王冠 GⅠ実績別成績,ⒸSPAIA


<過去10年の毎日王冠 GⅠ勝利歴別成績>
あり【6-3-3-18】勝率20.0%/連対率30.0%/複勝率40.0%
なし【4-7-7-78】勝率4.2%/連対率11.5%/複勝率18.8%

近年は人気を集めたGⅠ馬が順当に上位を占め、堅い決着となる印象の強いレースだが、馬券圏内30頭の内訳はGⅠ馬:12頭、非GⅠ馬:18頭。当然母数の違いが大きく、好走率には雲泥の差があるものの、極端に実績馬だけにこだわる必要はなさそうだ。

GⅠ馬について詳細を確認すると、2017年以降の好走馬9頭中7頭にマイルでのGⅠ勝ちがあった(例外は2017年1着リアルスティール・ドバイターフと、2018年3着キセキ・菊花賞)。マイルと2000mの中間という特殊な条件ではあるが、ややマイル質寄りのスピードタイプが恵まれる条件といえそうだ。さらに、同時期において前走安田記念3着以内に入っていた馬に限ると【2-3-1-0】とパーフェクトで、この組からはサリオスが最上位評価となる。

GⅠ未勝利からの好走例は、左回りのマイル~2000mへの適性を既に見せていた馬が多い。例を挙げれば、前走新潟大賞典2着だった昨年のポタジェ、東京コースで8勝を挙げていた2020年のダイワキャグニー、新潟大賞典3着からの臨戦だったサンレイポケット、共同通信杯勝ちがあった2019年のダノンキングリー、サウジアラビアRCで2着だった2018年のステルヴィオ、東京芝マイルの3勝クラスを快勝し、安田記念4着だった2017年のグレーターロンドンなどがいる。特に、やはり東京コースで実績がある馬は強く、こちらの組ではノースブリッジやジャスティンカフェを重視したい。

豪脚一閃、初重賞タイトルへ

◎ジャスティンカフェ
2走前、東京芝1600mの準オープン・湘南Sの勝ちっぷりが秀逸。上がり3F32秒9はレース上がりより1秒4速いタイムで、まさに異次元の末脚だった。前走のエプソムCは前残りのなか、しんがりの12番手から上がり最速で追い込んで勝ち馬から0秒1差の4着。評価を下げる必要はない。捌きやすい少頭数、離して逃げる想定のレッドベルオーブを除いた2番手集団を射程圏内に入れながら運べそうな今回で狙いたい。

◯サリオス
2年前の同レースはメンバーも手薄だったが、一頭だけ役者が違うといった勝利。くしくもこのレース以降不振が続いたものの、前走の安田記念ではハイレベルなマイラーたちを相手にタイム差なしの3着に健闘。いよいよ往年の力が戻ってきた感がある。メンバー中このコースへの適性はほぼ最上位といってよく、大崩れは考えにくい。

▲レイパパレ
金鯱賞、大阪杯と今年春の2戦はともに2着に敗れるも、先行してしぶとく前を捉えるレーススタイルで安定感あふれる走りだった。前走のヴィクトリアマイルは約2年ぶりのマイル戦、かつスタート直後にバランスを崩して後手を踏みながらかかり気味に前に進出し、直線では余力が残っていなかった印象だ。マイルの流れに対応できなかったことから、距離が1ハロン延びるのは好材料だろう。

以下ノースブリッジに印を回す。馬券は◎から印への馬連、◎と◯のワイドとする。

▽毎日王冠予想▽
◎ジャスティンカフェ
◯サリオス
▲レイパパレ
△ノースブリッジ

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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