【中央競馬】東京競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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昨年同時期の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、小倉での3場開催。ここでは昨年同時期の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。なお、データは昨年の第1回東京開催の1~4日目のものである。
【芝】
☆馬番
この時期の東京は毎年Dコースで行われる。内側がマスクされ、内ラチが最も外側に設置される。その影響か、馬番8番までが【18-15-12-123】勝率10.7%、複勝率26.8%に対し、9番以降は【3-6-9-93】勝率2.7%、複勝率16.2%と極端に内有利。特に大外は【0-0-4-17】と勝ち馬どころか2着馬も出ていない。基本的に内有利と覚えておこう。
☆位置取り
やはり開幕週だけあって、全21戦中、逃げ、先行が16勝と前有利。4角4番手以内【16-10-12-60】複勝率38.8%となかなかだ。特に4角4番手が【7-2-1-13】勝率30.4%と素晴らしく、軸にはこの位置を取れる馬を選びたい。一方、4角8番手以下は【1-2-3-112】複勝率5.1%と厳しかった。
☆その他
ロードカナロア産駒が【5-4-0-5】連対率はなんと64.3%と大暴れ。連対馬のほとんどは1、2番人気馬だった。通算成績を見ると、東京芝で1~3番人気に推された産駒は【83-70-52-153】連対率42.7%、複勝率57.3%となかなか。特にこの時期(1、2月の開催2週目まで)は【9-11-4-10】連対率58.8%、複勝率70.6%で、昨年は該当馬が全て馬券内に入っているので、軸にオススメだ。
【ダート】
☆枠順
芝とは異なり、こちらは5枠以降が【21-12-19-161】勝率9.9%、複勝率24.4%に対し、1~4枠が【6-15-8-173】勝率3.0%、複勝率14.4%と外が有利。しかも後者の5勝のうち、3勝は逃げによるもの。内枠を引いたら前に行くしか勝機がなかった。
☆脚質
脚質を見ると、逃げ5勝、先行12勝と、やはり前が強い。ただ、差しも【9-13-12-117】勝率6.0%、複勝率22.5%と健闘している。決して前だけがいいというわけではなかった(なお、好走馬は外枠に偏っており、枠が重要だった)。追込は【0-2-3-129】で、複勝率はわずか3.7%。いくら直線が長いとはいえ、極端に後ろでは届かない。
☆その他
ドレフォン産駒が【5-0-1-13】。ちなみに、7、8枠だけなら4戦4勝だった。ダートの通算成績では、176勝中、最多37勝が8枠でのもの。2枠14勝など内だとやや凹むので、揉まれるよりは、外を先行する形が得意な馬が多いのだろう。ちなみに東京では、6~8枠から、先行して押し切る形が強く、「東京ダで先行」×「6~8枠」は【13-2-4-11】勝率43.3%、複勝率63.3%と凄まじい成績。前走4角5番手以内に入っていた馬がよく該当しているので、狙ってみたい。
【傾向まとめ】
・芝:馬番8番までの内、前の脚質有利。「第1回開催2週目までの東京芝」×「1~3番人気のロードカナロア産駒」が鉄板。
・ダート:外枠の天下。差すなら外枠がほしい。外枠に入った先行型ドレフォン産駒は信頼。
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