【中央競馬】小倉競馬場、先週1月20、21日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の小倉競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、小倉での3場開催。ここでは先週の小倉競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
稍重~重馬場開催となった芝レースは全13戦して、1~4枠【9-5-6-63】複勝率24.1%、対して5~8枠【4-8-7-84】同18.4%から内枠優勢だった。1枠【4-0-1-13】、2、3枠も各2勝と、小回りの競馬場らしく内の立ち回りが重要だったようだ。ただ1点注意したいのが、1200mの8枠は【3-1-1-8】複勝率38.5%と外枠が唯一活躍している。小倉芝1200mはゲートからコーナーまでが長く、綺麗な馬場を長く走れるメリットが大きかったと見る。
☆位置取り
4角2番手以内【7-5-5-20】複勝率45.9%と好成績で4角先頭付近がベストポジション。道悪の影響や直線が293mと短いことから、コーナーで位置を上げることが重要だった。マクリの馬も【1-2-0-0】と活躍しており、早めに動けるなら道中後ろの馬でもチャンスはある。一方、4角10番手以下【1-1-2-60】複勝率6.3%のように直線だけの競馬では基本厳しかった。
☆その他
丹内祐次騎手が【2-2-2-4】単複回収率も100%超えと馬券の味方だった。前述したマクリで2連対しているが、芝通算成績でもマクリ【10-13-7-44】連対率31.1%、単勝回収率221%、複勝回収率132%と魅力的な数値を記録。同脚質が生きる小回りコースで注目したい。
【ダート】
☆枠順
1枠【2-1-3-5】複勝率54.5%、7枠【2-3-0-11】、8枠【3-2-0-11】ともに複勝率31.3%。ほとんどの好走馬がこの3つの枠からで最内、大外など極端な枠が有利だった。後述するが湿った馬場で前有利傾向が強いことから、5枠【0-0-0-16】のようなスタート後に挟まれやすい枠は厳しかった。コース別では1700mは1枠【2-1-2-3】、1000mでは7、8枠【2-2-0-4】と好走条件が異なっており、1700m→内枠、1000m→外枠で注目したい。
☆脚質
ダートは8戦あったが、逃げ【4-1-0-3】勝率50%、単勝回収率317%と逃げ馬が止まらなかった。小回り平坦で前に有利なコース形態で砂も水分を含んだことで後ろからではなす術がなかった。逃げ馬が取りこぼした分は先行【4-4-5-15】がほぼ拾う形。追込となると【0-0-0-38】でノーチャンスだった。
☆その他
生産者成績を見ると社台、ノーザン系牧場が【2-4-3-15】複勝率37.5%に対し、その他牧場が【6-4-5-75】同16.7%と好走率に差が見られた。19年以降の1、2月ダート成績で見ても社台、ノーザン系牧場の複勝率27.1%に対して、その他牧場の複勝率が19.8%と差は大きく、調整の難しい冬場は設備環境などから大手生産牧場の信頼度が高いようだ。
【傾向まとめ】
・芝:基本は内枠、4角前方が有利。丹内騎手のマクリは単複回収率が大幅黒字
・ダート:内外の極端な枠、逃げ馬が有利。冬場は社台、ノーザン系生産馬の信頼度◯
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