【中央競馬】中山競馬場、先週1月6~8日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中山競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・京都・小倉での3場開催。ここでは先週の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~4枠【7-12-6-61】連対率22.1%、連対馬26頭のうち19頭を占めるなど内枠有利の傾向。Cコース替わり初週だったこと、例年に比べ時計が速く前が止まりにくかったことが要因か。一方の5~8枠は【6-1-7-85】同7.1%と低調。割り引く必要はあるが、先行して内を確保、少頭数戦、ハイペースになったときなどに好走馬が出ていたことは覚えておきたい。
☆位置取り
4角4番手以内【9-8-7-38】連対率27.4%といったように4角前方の有利傾向が顕著だった。Cコース替わり初週かつ高速馬場で、イン前のポジションが必須に近い状況。よって4角9番手以下ともなると【0-3-0-74】同3.9%、勝ち馬なしと為す術がなかった。
☆その他
エピファネイア、モーリスといったロベルト系が【4-0-2-16】で13戦のうち4勝、単勝回収率157%と好調だった。瞬発力よりも持続力やパワーが問われやすい冬の中山は同系統との相性は良いようで、母数は少ないがモーリス産駒の1月中山芝は【8-4-7-35】複勝率35.2%(芝通算複勝率28.3%)と好成績。引き続きロベルト系産駒には注目だ。
【ダート】
☆枠順
概ねどの枠からも好走馬が出ていただが、5~8枠【11-9-7-141】複勝率16.1%、複勝回収率79%に対して、1~4枠【10-12-14-127】複勝率22.1%、複勝回収率119%のように若干だが内~中枠が優勢かつ妙味もあった。ダートでは砂を被りにくい外枠優勢がセオリーではあるが、小回りの中山で前有利な傾向も相まって内枠のメリットが若干だが上回ったか。枠に関してはフラットよりの認識を持っておきたい。
☆位置取り
4角2番手以内が【11-6-4-31】全21戦のうち11勝、複勝率40.4%と大活躍しているように前優勢だった。3日間の開催で3勝クラス以上は2戦のみだったことも要因だろう。下級戦ともなると低調なレースラップになりやすく、また強い馬が必然的に前に位置してしまう。そんな事情もあり同8番手以下となると【3-6-8-156】同9.8%と不振。ただ、クラスが上がるにつれ差し馬の好走率も上がっていくので、上級条件などでは中団付近の馬にも注意を払いたい。
☆その他
社台ノーザン系生産馬か否かで成績に大きな差が見られた。非・社台ノーザン系が【14-17-18-240】連対率10.7%に対し、社台ノーザン系は【7-4-3-28】同26.2%と倍以上の連対率をマークし、単複回収率においても優勢だった。調整が難しいとされる冬場かつ変則日程ということで、育成環境に利のある大手牧場系列の馬の方が信頼度は高そうだ。
【傾向まとめ】
・芝:Cコース替わりで内前有利が顕著。モーリス産駒などロベルト系種牡馬の産駒に注目。
・ダート:枠はフラットよりも若干内に妙味。位置取りは前が断然有利。社台ノーザン系生産馬の成績が安定。
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