【中央競馬】小倉競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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昨年同時期の小倉競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山・京都・小倉での3場開催。ここでは昨年同時期の小倉競馬場の傾向を、枠順、位置取りの観点からまとめる。なお、データは開催序盤に当たる、昨年の1回小倉1~2週目(2023年1月14日~2023年1月22日)を参考にしている。

昨年同時期の小倉芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
どの枠からも好走馬が出ており、不利な枠はなさそう。開幕週らしく、優秀なのは1枠で、【4-5-3-28】連対率22.5%、複勝率30.0%。特に逃げ、先行馬だと【2-3-2-7】複勝率50.0%と信頼度は跳ね上がる。1枠の逃げ、先行馬は大チャンスと覚えておきたい。

☆脚質
開幕週だけあって、逃げ【3-6-2-16】複勝率40.7%、単複回収率も黒字域と逃げ馬優勢傾向あり。ただ、先行【11-10-5-63】同29.2%、差し【10-10-14-118】同22.4%と中団前後の脚質も活躍していた。冬の力の要る芝で差し馬にもチャンスがあったようだ。一方、追込は【2-1-2-111】同4.3%、小回りで直線の短いコースということで厳しかった。

☆その他
前走から中7週以内【17-13-14-133】複勝率24.9%、単複回収率も100%超えと好成績なのに対して、中8週以上は【7-11-9-147】同15.5%、単複回収率はともに50%以下と成績を落としていた。調整の難しい冬かつ年始シーズンで、久々の出走となる馬の吟味は慎重に行いたい。


昨年同時期の小倉ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
4~6枠が【8-9-6-71】連対率18.1%と好成績で半数以上の連対馬はこれらの枠から出ており、中枠から少し外目あたりが優勢だったようだ。ただ、7~8枠となると【4-2-1-57】同9.4%と不振。該当期間中は湿った馬場となっていたことで砂を被りにくい外側のメリットよりも、前が止まりにくい馬場傾向により、位置を取れる枠の方に利があったと考えられる。パサパサの良馬場なら外枠も見直せるだろう。

☆位置取り
ダート全16戦で4角6番手以内が【16-13-11-63】16勝と4角前方が優勢だった。小回り、平坦、直線が短いコース形態であることや、湿った馬場での開催が影響していたようだ。一方、4角10番手以下は【0-0-2-86】で連対馬なしのほぼ全滅状態であった。

☆その他
減量騎手騎乗の斤量50~51kgの馬が【3-1-0-13】単回収率393%と妙味たっぷりだった。前が止まらない傾向と相性が良かったようで4角6番手以内に絞ると【3-1-0-5】で勝率は33.3%まで上昇。定番ではあるが前に行けそうな馬×減量騎手の組み合わせは積極的に狙っていきたい。

【傾向まとめ】
・芝:内枠×「逃げ、先行」有利傾向。出走間隔が中7週以内の馬に注目。
・ダート:中~少し外目の枠、4角前方が優勢。減量騎手×逃げ・先行馬に妙味あり。

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