【菊花賞】京都開催なら神戸新聞杯組に分あり ローテーションに見られる特徴は

SPAIA編集部

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神戸新聞杯組か、セントライト記念組か

2023年10月22日に京都競馬場で開催される菊花賞。過去10年でトライアル組が【9-8-5-94】と好走馬のほとんどを占めているが、今年は神戸新聞杯組が8頭に対し、セントライト記念組はわずか2頭と東のトライアルからの参戦が少ない。果たしてどちらの臨戦過程に利があるのか。ここでは、ローテーションに見られる特徴を探っていく。

菊花賞、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA


過去10年の優勝馬を見ると、神戸新聞杯組が6勝に対し、セントライト記念組が3勝を挙げている。ただ、セントライト記念組の3勝のうち2勝はここ2年の阪神開催時だった。中山と阪神はどちらも直線に急坂があることなどから、求められる能力が近かったのかもしれない。

京都開催時だけで見るなら、8回中6勝の神戸新聞杯組がやはり目立つ。ただ一概に「神戸新聞杯組」といっても、➀皐月賞→ダービーを皆勤した馬と、➁クラシック未出走、の2パターンに分かれる。京都開催8回(13~20年)に絞り、それぞれの好走パターンを探る。

➀皐月賞とダービーを皆勤した神戸新聞杯組は【3-1-2-13】。なかでも前走2番人気以内に推されていた場合、【3-1-2-2】勝率37.5%、複勝率75.0%と非常に好走率が高い。今年はファントムシーフが該当。共同通信杯勝ちからクラシックで期待され続けた実力馬で、脚質にも幅があるタイプ。大崩れはしないだろう。

➁クラシック未出走の神戸新聞杯組は【3-1-1-15】。こちらは前走3着以内と好走した馬が【3-1-1-3】勝率37.5%、複勝率62.5%、単回収率223%と優秀だ。今年ならサヴォーナが該当する。サヴォーナ自身、2400m以上では【2-3-0-1】と実績を残しており、前走でレコード決着にも対応した。長距離を中心に使ってきた経験と好データを武器に、好走が期待できそうだ。

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