【AI予想回顧】2歳女王に輝いたサークルオブライフ 3重賞の予想は的中となったか?

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ステルナティーアは7着

先週末は土曜日に中日新聞杯(GⅢ・芝2000m)、日曜日には2歳女王決定戦・阪神JF(GⅠ・芝1600m)とダート短距離のスペシャリストが集結したカペラS(GⅢ・ダート1200m)が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想はどうだったのか、レース結果を振り返る。

阪神JFでAIが本命に推奨したのは、ステルナティーア。過去10年で4戦2勝、2着1回と関東馬に騎乗して好成績を残しているルメール騎手の手腕に期待してのものだった。

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馬体重432kgと前走からマイナス10kgでの出走。好スタートから先行集団の一角に取りついていたが、外枠勢からのプレッシャーを受けて一瞬進路が狭くなる場面もあった向正面。その後も左右を囲まれる中での厳しいレースとなった。

直線では真ん中から徐々に外へと持ち出したものの、7着。過去2戦のような瞬発力は発揮することができなかった。

各馬がズラっと横に広がる形での追い比べとなった最後の直線で大外から一気に伸びてきたのは、サークルオブライフ。前走のアルテミスSを制した勢いそのままに2歳女王に輝いた。

2着は内から伸びたラブリイユアアイズ、3着には早め先頭に立ったウォーターナビレラという結果だった。

8番人気→17番人気→10番人気の大波乱

中日新聞杯でAIが本命に推奨したのはアドマイヤビルゴ。直近4年で3勝の「4歳」に加えて2勝の「ディープインパクト産駒」と「前走から斤量1〜1.5kg減」という好データに期待した予想だった。

3番枠からスタートしたアドマイヤビルゴはインコースの6番手からレースを進める。前に壁を作りつつ脚を溜め、直線でも最内を狙ったものの、伸びを欠き10着。またしても重賞で結果を残すことはできなかった。

前半1000mを1:01.1という絶妙なペースで逃げ、直線に入ってもしぶとく粘った8番人気のショウナンバルディ。ゴール前は苦しくなり、半馬身差まで迫られたものの、押し切り重賞初制覇を飾った。

2着は道中2番手追走の17番人気アフリカンゴールド。そこからクビ差の3着には10番人気のシゲルピンクダイヤが入り、3連単は236万馬券と大波乱の決着となった。

初の重賞挑戦は14着

カペラSは翌年以降のダート短距離路線を占う上でも重要な位置付けにあるレース。AIが本命に推奨したのは3歳馬ミスズグランドオーだった。

大方の予想通り、快速馬モズスーパーフレアが前半600mを32.8とハイペースで逃げる形。ミスズグランドオーは何とか2番手集団の外に取り付きレースを進めたものの、4角から田辺裕信騎手の右ムチが入り、直線に向くと苦しくなり失速。初の重賞挑戦は14着に終わった。

勝利したのは、2番手集団のインを追走していたダンシングプリンス。ゴール前は4角4番手から伸びてきたリュウノユキナに迫られたものの半馬身差凌ぎ切った。3着には4角10番手、直線では最内を突いたオメガレインボーが入った。

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