【AI予想回顧】チャンピオンズCはテーオーケインズが6馬身差の圧勝 AIの狙いは吉と出たか?

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

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ソダシは逃げるも失速

先週末は秋のダート王決定戦、チャンピオンズC(GⅠ・ダート1800m)に加え、ステイヤーズS(GⅡ・芝3600m)とチャレンジC(GⅢ・芝2000m)の3重賞が行われた。AI予想エンジンKAIBAの予想は的中となったのか振り返っていく。

チャンピオンズCでAIが本命に推奨したのはソダシ。2000年以降のジャパンCダート時代も含めると前走芝レース出走馬は【0-0-0-16】と全く結果が出ていないが、血統面と桜花賞、札幌記念を制している能力の高さに期待した。

注目された先行争いだったが、インティやサンライズホープなどを制して最内枠からハナを奪ったソダシ。後続にリードを2〜3馬身ほどつけて1角から向正面へ。

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前半1000mは61.4のスローペースで流れていったが、3角手前から徐々にリードが縮まり、直線を向く時点ではインティに並びかけられる展開となった。そこからは苦しくなり後退。勝ち馬から2.3秒離された12着となり、過去のデータを覆すことはできなかった。

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勝利したのは道中5、6番手を追走していたテーオーケインズ。直線で楽々と先頭に並びかけるとそのまま後続に6馬身差をつけての圧勝だった。2着には昨年の優勝馬チュウワウィザード、3着には14番人気と全く人気がなかったアナザートゥルースが入った。

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2番手からレースを進めるも7着

JRAの平地最長距離で争われたステイヤーズS。AIは過去10年で複勝率100%の「堀宣行厩舎」、単回収率182%の「前走丹頂S組」、勝率20.0%の「前走1着馬」という好データに当てはまるカウディーリョが本命だった。

スタートしてハナに立ったカウディーリョは13.2-12.3-14.4と遅いラップを刻んで最初の向正面へと差しかかったが、このペースを嫌ったアイアンバローズが交わしていき、ここから主導権を握る形となった。

3馬身ほど離れた2番手からレースを進め、2周目の向正面へ。徐々に前との差を縮めながら3角で並びかけていったものの、外からシルヴァーソニックに被せられたところで苦しくなり、7着に終わった。

直線に向いてもしぶとく粘るアイアンバローズに内目からシルヴァーソニックも食い下がっていたが、大外から差してきたのはディバインフォース。ゴール前でアイアンバローズを差し切り重賞初制覇を飾った。

2番手追走から圧巻の走り

阪神競馬場で行われたチャレンジC。AIは直近4年のデータで好成績を残している「3歳・関西馬」「前走3勝クラス」「前走0.3〜0.5秒差勝利」というデータに該当するジェラルディーナに期待した。

最内枠からスタートしたジェラルディーナは6番手からレースを進める。前半1000mの通過が62.9とスローペース、3角あたりからは内で包まれる形となり8番手までポジションを下げてしまった。直線でも内から伸びてはいたものの、前走のように弾けず4着までだった。

勝利したのは道中、逃げ馬をピッタリマークして2番手追走だったソーヴァリアント。直線に向いてからは他馬を寄せ付けず3馬身半突き放した。圧巻のレースぶりでさらに上の舞台での活躍が期待される。

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