【中央競馬】新潟競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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昨年同時期の新潟競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は東京、京都、新潟での3場開催。ここでは昨年同時期の新潟競馬場(2023年4月29日~23年5月7日)の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。なお、新潟芝1000m戦は除く。

昨年同時期の新潟芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
ぱっと見ると内から外枠まで勝ち馬が出ていて有利不利はなさそう。ただ、外回りは1~4枠と内枠が良好。着度数は【6-3-3-34】勝率13.0%、複勝率26.1%となっている。外の5~8枠【2-5-5-52】勝率3.1%、複勝率18.8%と比較しても大きな差がある。直線が長いとはいえ、内を通った逃げ先行馬に恩恵が大きかったようだ。

☆脚質
逃げ【5-4-2-6】勝率29.4%、複勝率64.7%、先行【8-7-7-39】勝率13.1%、複勝率36.1%ととにかく前有利。一方の後方勢は差し【4-4-6-74】複勝率15.9%、追込【0-2-2-68】同5.6%と苦戦。前が止まらなかった。

☆その他
永島まなみ騎手が【3-1-3-4】勝率27.3%、複勝率63.6%と活躍した。通算成績を見ると新潟芝は【9-3-5-75】勝率9.8%、複勝率18.5%で単回収率は240%をマークしている。特に良いのは短距離で、芝1000m【2-1-0-18】単回収率700%、芝1400m【4-0-1-7】同548%と期待値が高い。反対に2000m以上は【0-0-0-12】で馬券絡みなし、短距離で狙いたい。


昨年同時期の新潟ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
悪い意味で目立つのは1枠【0-1-0-20】。逃げるか位置を悪くしての凡走パターンだった。外から押し寄せられ、位置をとれなかったのが要因か。ただ、その隣の2枠は【5-6-4-19】複勝率44.1%と大活躍。特にここから先行した馬は【2-2-4-1】複勝率88.9%と抜群だった。4枠も逃げ、先行馬を中心に計6勝を挙げていることからも、内から前にいける馬がよかったようだ。

☆脚質
芝のイメージから直線が長いと思われがちの新潟。しかし、ダートは実はそこまで長くなく、阪神競馬場と同じく約350mだ。小回りなので、差しより逃げ先行馬が良いケースが多い。集計期間内も、馬場が湿っていた背景があるとはいえ、逃げが【4-6-1-14】複勝率44.0%、先行【11-7-15-41】同44.6%ととにかく前有利だった。差しは【6-7-5-95】同15.9%とまあまあ、追込は【0-1-0-76】同1.3%と絶望的だった。。

☆その他
モーリス産駒【2-2-0-3】連対率57.1%と活躍。好走馬はいずれも馬番6番以内だった。同産駒の通算ダート成績を見ると、馬番3~8番が【56-38-28-347】勝率11.9%、複勝率26.0%に対し、それ以外が【39-40-41-464】勝率6.7%、複勝率20.5%とやや内めの成績が良好だ。ダートでは基本的に内の方が悪くなる傾向にあるが、同産駒はそうでもないようだ。砂被りや馬込みに強い産駒が多いなどが考えられる。内を立ち回れるのは大きな武器。今後、この産駒からダートの大物が出てくることがあるかもしれない。

【傾向まとめ】
・芝:内、前有利。永島まなみ騎手は新潟芝の短距離で回収率高く、2000m以上で割引
・ダート:2、4枠、前有利。モーリス産駒は内の馬番で強い

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