【中央競馬】阪神競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは昨年同時期(2022年12月3日~11日の計4日間)の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。なお、京都競馬場の改修により、阪神競馬場は連続開催だったことをあらかじめことわっておく。
【芝】
☆枠順
2枠【2-6-3-13】連対率33.3%、3枠【5-2-2-19】同25.0%など、内枠有利。ただし、1枠は連続開催の影響もあってか【1-1-3-18】同8.7%と苦戦傾向。また、外枠は7枠【1-0-4-32】同2.7%、8枠【3-3-0-33】同15.4%と劣勢だった。今年は間隔が空いてのAコース開催となるので、素直に内枠有利になると考えられる。
☆脚質
芝は全20戦あり、逃げは【6-2-0-12】と大暴れ。先行6勝、差し7勝とここまでは勝負になるが、追込は【1-1-3-66】と後れをとった。4角位置で見ても9番手以下は0勝で後方不利だったと言える。各レースの結果を見ても前残りが多く、流れが向かなかったところもあったか。
☆その他
阪神の芝らしくディープインパクト系種牡馬の産駒が【7-5-4-44】、単回収率は355%と妙味もあった。なかでもキズナ産駒は【2-0-3-9】と好成績。もともと荒れた馬場に強い産駒が多く、特に昨年は連続開催が影響した印象だ。今年は正真正銘の開幕週なので、キズナ産駒に関してはあくまで参考程度に見ておきたい。代わりに、ほかのディープインパクト系種牡馬産駒を積極的に狙いたい。
【ダート】
☆枠順
どの枠からもまんべんなく好走馬が出ていたが、なかでも4枠が【6-1-6-25】で勝ち頭。勝ち馬に限るなら、内~中枠有利の傾向だった。隣の5枠は【1-5-0-37】と勝利数が控えめだが、2着は多かった。どちらの枠も、先行馬がよく馬券に絡んでおり、中目付近から位置を取ることが好走条件だったようだ。
☆位置取り
ダートは26戦して、4角2~4番手が【13-22-14-50】連対率35.4%、複勝率49.5%とかなり前有利だった。セオリー通りだったが、逃げは【4-2-3-18】連対率22.2%、複勝率33.3%と先行勢にやや劣る。逃げ馬の後ろにつけての番手が良かった。また、4角8番手以下は【2-0-4-112】と全くだった。基本的には前残りだが、逃げより先行、といった状況だった。
☆その他
松山弘平騎手が【8-1-3-6】と大活躍。ダートの通算成績を見ると、10~12月は【171-125-135-1054】勝率11.5%、複勝率29.0%と、ほかの期間に比べて良好。特に12月は複勝率30%超えで、全期間トップとなっている。実際に今年も徐々に調子を上げてきており、リーディングも先週時点で4位。冬のダートでぜひ狙いたい。
【傾向まとめ】
・芝:内枠有利、後方不利。父ディープインパクト系が優勢。
・ダート:内~中枠、前有利。冬のダートは松山弘平騎手を狙え。
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