【中央競馬】中山競馬場、昨年同時期のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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先週の中山競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山・阪神・中京での3場開催。ここでは昨年同時期の中山競馬場(2022年12月3日~11日の開催4日間)の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。

昨年同時期の中山芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
3枠【4-2-4-28】複勝率26.3%、2枠【3-1-5-27】同25.0%など開催序盤らしく基本的に内枠有利傾向。6枠【0-3-3-33】複勝率15.4%、7枠【2-3-0-37】同11.9%のように外目の枠はやや低調だった。また、8枠は【5-3-0-34】5勝、同19.0%と健闘しているが、2歳馬が3勝2着2回としており、2歳戦に限ると外枠も軽視はできなそうだ。

☆脚質
逃げ【6-2-1-12】勝率28.6%、複勝率42.9%で逃げ有利の傾向。先行【8-7-3-55】複勝率24.7%や、差し【5-10-15-83】同26.5%も健闘しておりこちらは展開次第といったところ。一方、追込は【1-1-1-94】は厳しい結果。開催序盤、小回りコースから逃げ馬を中心、次点で先行か差し、と考えた方が良さそうだ。

☆その他
ハービンジャーなどのダンチヒ系種牡馬の産駒が【6-1-1-12】勝率30.0%、単勝回収率404%と妙味込みで優秀だった。2013年以降の中山芝での同系産駒の勝率は8.9%、単勝回収率68%なのだが、11、12月に絞ると勝率12.5%、単勝回収率117%と成績を上げている。洋芝とのオーバーシードで力の要る馬場になる冬の中山ではチェックしておきたい系統だ。


昨年同時期の中山ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
各枠とも連対率10%以上、複勝率が15%~25%の間に収まっており、フラットな傾向。強いて挙げると6枠が【9-1-2-40】で勝ち星トップだった。小回りコースによる内枠のメリットと揉まれない外枠のメリットが拮抗しているといったところか。大きくマイナスの枠もなかったが、7枠は【3-5-1-43】で平均7.3人気に対し平均8.4着。単複回収率も低調だった点は覚えておきたい。

☆脚質
逃げ【7-6-1-16】7勝、複勝率46.7%や先行【12-11-13-58】12勝、同38.3%から前有利傾向。小回りコースの上、全26戦のうちOP以上は2戦のみの番組構成ということで、順当に前が有利なレースが多かった。一方の追込は【1-1-2-117】同3.3%と基本的には厳しい。ただ、OPクラスの勝ち馬2頭は4角10番手以下からで、上級戦に限っては後ろも気にはしておきたい。

☆その他
戸崎圭太騎手が【3-2-2-5】複勝率58.3%、単複回収率黒字と非常に安定。同騎手が中山ダートで騎乗する際は逃げ馬が狙い目で、18年以降の当該条件では【19-12-5-22】勝率32.8%、複勝率62.1%、単複回収率もともに黒字と優秀。今開催でも該当する逃げ馬を見つけたら押さえておきたい。

【傾向まとめ】
・芝:内枠、逃げ馬有利傾向。力の要る冬の中山でダンチヒ系種牡馬の産駒が妙味あり。
・ダート:枠はフラット、逃げ先行有利。中山ダの戸崎騎手は逃げ馬が狙い目。

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