【中央競馬】東京競馬場、先週11月4、5日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京・京都・福島での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
最内の1枠が【0-0-0-15】といいところがなかった。ほかの枠は大体好走しており、特に有利不利は見られなかった。強いて挙げるなら2枠【2-2-2-10】複勝率37.5%、4枠【2-3-2-12】同36.8%と内~中枠がやや良かったぐらい。ただ、外枠との差はさほどついてなかった。直線でラチ沿いがあまり伸びず、ほかは伸びていたことが原因か。
☆脚質
差し【5-4-8-39】複勝率30.4%で、逃げ【1-2-2-8】同38.5%、先行の同32.6%と遜色ない。中外で有利不利がなかったことに加え、脚質にも大きな有利不利がなかった。それだけに、実力差が表れやすい面もあった。
☆その他
スワーヴリチャード産駒が【2-0-1-1】。スワーヴリチャード自身は東京の重賞で3勝を挙げる東京巧者だったが、その特徴は産駒にもみられ、芝の通算成績では東京が【6-0-4-7】で全場トップの勝利数となっている。ちなみに距離別の通算成績を見ると、芝の1800m戦で【8-9-4-9】、複勝率は驚異の70.0%となっている。特に札幌は【3-4-0-0】だったので、来年以降覚えておきたいデータだ。
【ダート】
☆枠順
8枠【4-0-2-14】、1枠【0-1-3-10】から、外枠有利、内枠やや不利といったところ。ただし、内枠からでも好走馬は複数出ていたので、さほど大きな差はなかった。芝と同じく、イーブンに近かったといっていい。
☆位置取り
10戦して4角5番手以内が【10-6-7-36】で全勝。明らかに前が有利だった。同6番手以下ですら【0-4-3-74】複勝率8.6%で、とにかく前が止まらなかった。これは馬場が軽かったからでないかと推測される。実際、時計は速めで、道中のラップでも13秒台がほとんど計時されていなかった。今週も同じ馬場傾向なら、前有利のままになるだろう。
☆その他
海外競馬開催により、やや空き巣と化した東京競馬場。技術の高いJ.モレイラ騎手が芝で【4-1-0-5】、ダートで【7-1-0-0】、横山武史騎手が芝で【5-2-1-2】、ダートで【1-1-3-4】ととにかく活躍した。ちなみにモレイラ騎手は、芝ならロベルト系(エピファネイアなど)種牡馬の産駒で【8-6-1-3】連対率77.8%、ダートならサンデーサイレンス系種牡馬の産駒で【20-18-5-15】同65.5%という信じられない数字を叩き出している。来日中は意識しておきたい。
【傾向まとめ】
・芝:枠、脚質の有利不利なし。スワーヴリチャード産駒は東京競馬場や1800m戦で狙い。
・ダート:外有利、前圧倒的に有利。J.モレイラ騎手が無双。
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