【安田記念】グランアレグリアより実は対抗勢力に減点材料 ローテーションに見られる特徴は?

SPAIA編集部

安田記念過去10年の優勝馬ローテーションⒸSPAIA

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中2週が焦点だが

2021年6月6日に行われるのは安田記念。能力でいえば誰もが現役最強マイラーと認めるグランアレグリアだが、今回は自身初となるシーズン3戦目、中2週の臨戦過程が不安視されている。このレースについて、ローテーションに見られる特徴を調べてみよう。

過去10年の安田記念勝ち馬ローテーションインフォグラフィックⒸSPAIA



過去10年で、最も印象的なローテで勝利したのは2018年モズアスコットだろう。前年6月にデビュー、7月の未勝利戦から4連勝するも、降級制度もあって賞金的に安田記念への出走可否が不透明な情勢。そこで前週の安土城Sに出走するも2着に敗れる。

それでも安田記念がフルゲート割れとなったことで連闘ながら出走を叶え、9番人気の低評価を覆して勝利を飾った。デビューから1年経たず、実に11戦目という過酷なローテを走破してのものだった。

この他にも中2週で勝利した馬が2頭おり、グランアレグリア自身の適性という部分は置いておくとして、あくまで「安田記念のデータ」としては減点の必要はない。

むしろ、対抗勢力と見られるサリオス「前走2000m組」【0-1-2-15】や、ラウダシオン「京王杯SC勝ち馬」【0-1-1-6】、ケイデンスコール「マイラーズC勝ち馬」【0-0-1-7】の方が不安になる数字で、そういう意味でもグランアレグリアを脅かす可能性があるのはインディチャンプか、あるいは未対戦の3歳シュネルマイスターくらいなのではないだろうか。


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