【東京盃予想】GⅠ級相手でも好勝負可能 オーロラテソーロ重賞連勝で大舞台へ

2022-10-05 06:00:38菊池敬太
2022年東京盃予想,ⒸSPAIA

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二夜連続重賞の第1弾

今週の南関東競馬は大井競馬場で開催。2022年10月5日(水)、10月6日(木)と2夜連続で重賞が実施される。第1弾は東京盃(ダート1200m・JpnⅡ)。昨年のJBCスプリント(金沢)を制したレッドルゼル、クラスターカップを勝ったオーロラテソーロ、さらにフェブラリーステークス2着馬テイエムサウスダン、地方馬は東京スプリントで3着と好走したギシギシなどが、JBCスプリント(盛岡)へ向けて激しいスピード比べを繰り広げる。

過去の優勝馬にはフジノウェーブ、ラブミーチャン、ダノンレジェンドなど、その時代を代表する短距離馬が名を連ねている伝統の一戦。このレースの5着以内だった馬が8年連続で同年のJBCスプリントを優勝しており、ダート短距離王を目指す重要なステップレースに位置付けされている。過去10年の成績から好走データを導き出したい。

過去10年の東京盃,ⒸSPAIA
人気別成績,ⒸSPAIA


最初に取り上げるのは人気。1番人気は【5-1-2-2】で、5勝全てがダノンレジェンドやコパノキッキングといったJRA勢。2番人気は船橋のキタサンミカヅキの連覇時など【1-2-3-4】、実力馬が上位に絡んでいる。ただ、3番人気は【0-3-1-6】と勝利実績はない。また、ここ5年では2017年のキタサンミカヅキ、2021年のサクセスエナジーが7番人気で勝利を挙げるなど伏兵の活躍が目立っている。

所属別成績,ⒸSPAIA


次は所属だ。JRAが7勝を含む14連対(栗東12、美浦2)と能力を示しているが、浦和のブルドッグボスが2着3回、船橋のキタサンミカヅキが2連覇、笠松のラブミーチャンが勝利するなど、地方馬はダートグレードで好走歴がある実績馬が上位に食い込んでいる。

年齢別成績,ⒸSPAIA


年齢では、昨年のサクセスエナジーなど7歳馬が6連対でトップ。5歳馬が5連対で続く。ほかは8歳馬と、6歳馬が3連対、4歳馬が2連対、9歳馬が1連対となっている。

実績面は連対延べ20頭のうち、18頭が1400m以下のダートグレードを勝利していた。今年該当するのは前走でクラスターカップを制したオーロラテソーロ、1400mの重賞で5勝をマークするテイエムサウスダン、昨年の根岸ステークスやJBCスプリント勝ちが光るレッドルゼルの3頭のみ。

脚質は連対馬20頭で【逃2先10差8追0】と、前残り傾向が強い地方の馬場らしく先行馬の活躍が目立つ。ただ、堅実な決め手がある実績馬が上位に絡んでおり、極端な有利不利はないだろう。

2022年東京盃に関するデータ,ⒸSPAIA


充実ぶり評価

◎オーロラテソーロ
脚質や年齢、前走で1200mのクラスターカップを制するなどデータ的に合致する。その前走はダンシングプリンスやリュウノユキナなど好メンバーがそろった中、正攻法で勝ち切った点で評価が高く、今の充実ぶりならGⅠ級が相手でも好勝負が可能とみる。

◯テイエムサウスダン
テレ玉杯オーバルスプリントや根岸ステークスなど1400m以下の重賞で5勝を挙げていて、こちらもデータがマッチする1頭。ただ、久々の1200mだけに、ペースに戸惑わないかがポイントになりそうだ。

▲レッドルゼル
2年連続でドバイゴールデンシャヒーン2着と世界レベルのスピードを示している。昨年のこのレースでは0秒1差の3着と好走しているが、今年は斤量58キロに対応できるかが注目だ。

以下、ダートグレードで好走歴があるスマートダンディー、ギシギシも押さえて、この5頭で勝負したい

《ライタープロフィール》
菊池 敬太
サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。
近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。

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