【戸塚記念展望】東京ダービー馬・カイルが参戦 鍵は小回りへの対応

2022-09-15 06:00:29SPAIA編集部
2022年戸塚記念に出走するカイル,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

牡牝のチャンピオンが激突!

2022年9月15日に川崎競馬場で行われる戸塚記念(SⅠ・ダート2100m)。3歳限定のSⅠ競走で、春のクラシックを沸かせた優駿たちが争う大一番だ。今年は、牡牝のチャンピオンが出走を予定している。

まずは東京ダービー馬・カイル。そのダービーは6番人気、有力馬の一角という程度の評価だったが、シャルフジンが羽田盃とは一転して抑え気味の逃げを打つと、それをマークするように2番手で進め、直線はしぶとく伸びて2馬身差で勝利した。大井や船橋コースに比べると浦和のニューイヤーCで5着、川崎の鎌倉記念でも5着など、小回りはやや苦手か。今回は川崎の1周半競馬に対応できるかが鍵となる。

二冠牝馬スピーディキックは、交流重賞のエーデルワイス賞勝ち、SⅠを3勝という素晴らしい実績を持つ。浦和の桜花賞はコース形態上極めて不利とされる大外枠から、御神本訓史騎手の好騎乗もあったとはいえ完勝。南関東の同世代牝馬にはもはや敵なしだ。ただ、タイセイレジェンド産駒という血統背景もあり、2100mは少し長い印象。鞍上はテン乗りの山崎誠士騎手。

2頭に一矢報いるならロマンスグレーか。笠松で重賞を勝ったチェゴや、盛岡で重賞を勝ったピアノマンの弟という隠れた良血馬。前走は完敗という内容だが、休み明け、A2B1の古馬挑戦ということを考えれば仕方ない。逃げてコーナーワークでアドバンテージをとれれば勝機もある。

以下、トライアルで3着以下が2.0秒離れるマッチレースを制したグッドボーイ、羽田盃2着のディープインパクト産駒ライアンなども有力だ。



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