【エリザベス女王杯】王道「4歳×府中牝馬S」か新ルート「ローズS」か ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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王道は4歳×府中牝馬S
2024年11月10日にエリザベス女王杯が開催される。今年はホープフルS勝ち馬の3歳牝馬レガレイラが参戦。昨年の勝ち馬ブレイディヴェーグと同様に、今年も3歳馬が1番人気の支持を得ることとなりそうだ。ここでは20~22年の阪神開催を除いた京都開催直近7回のデータをもとに、ローテーションに見られる特徴を探っていく。
ローテーションについて見ていく前に、当レースの年齢別成績をまずは確認する。
3歳【2-1-3-16】
勝率9.1%、複勝率27.3%
4歳【5-4-3-30】
勝率11.9%、複勝率28.6%
5歳以上【0-2-1-52】
勝率0.0%、複勝率5.5%
5歳以上からは勝ち馬が出ていない。今年は8頭が参戦するが、データでは推しづらい。2勝をあげる3歳馬は、秋華賞組【1-1-2-13】が中心だが今年は該当なし。レガレイラのローズS組は【1-0-0-0】。昨年、ブレイディヴェーグが前走2着からここを制した。レガレイラはブレイディヴェーグと同じくサンデーレーシングの所有馬で、前年の再現を狙った臨戦過程であることは明らか。評価が必要な一頭だ。
4歳馬で連対したのは府中牝馬S組【3-3-1-10】勝率17.6%、複勝率41.2%、オールカマー【2-1-0-0】勝率66.7%、複勝率100%の2レースのみ。今年はコンクシェル、ハーパー、モリアーナの3頭が該当している。府中牝馬S組の4歳馬は、ノーザンファーム生産馬【2-0-1-2】や前年のエリザベス女王杯で「0.6秒差以内」【2-0-1-1】などが好データ。ハーパーがこの条件に合致する。
メンバー内で唯一、重賞を勝利しての臨戦となる、前走が新潟記念のシンリョクカについても触れておく。前走「牡馬混合の重賞で3着以内」だった4歳馬は【1-1-1-1】と好成績で、牡馬相手に勝利した実績は評価できる。ただし、好走馬はオールカマーか札幌記念を走っており、今年の新潟記念がレースレベルとして“足りている”かを見極める必要はある。
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