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「芝外回り×逃げ」は単回収率170%超 夏の新潟で狙える条件をデータ検証

2026/07/24 06:00
東大ホースメンクラブ
夏の新潟に強い騎手・種牡馬,ⒸSPAIA

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夏の新潟開催がスタート

今週からは夏の新潟開催がスタートする。昨年から開幕週のハンデ戦に条件が変わった関屋記念をはじめ、スピードスター決定戦・アイビスサマーダッシュ、昨年に続き今年も豪華メンバーが集まりそうな新潟記念などが開催予定となっている。

そこで今回は夏の新潟に強い騎手・種牡馬をテーマにデータ検証を行う。騎手、種牡馬、ピックアップデータの3つを紹介していく。なお、データは2021年~2025年の7、8、9月開催のものを使用する。


戸崎騎手はダート×外枠で複勝率50%超

夏の新潟に強い騎手,ⒸSPAIA


<夏の新潟に強い騎手>
戸崎圭太【73-52-32-224】
勝率19.2%/連対率32.8%/複勝率41.2%/単回収率85%/複回収率77%

三浦皇成【36-43-23-251】
勝率10.2%/連対率22.4%/複勝率28.9%/単回収率100%/複回収率64%

津村明秀【32-39-41-229】
勝率9.4%/連対率20.8%/複勝率32.8%/単回収率105%/複回収率103%
集計期間:2021年~2025年の7、8、9月開催

■戸崎圭太騎手
勝利数は73勝で、2位のルメール騎手とは25勝もの差をつけ、夏の新潟を席巻している。狙い目は芝よりダートで、芝の単勝回収率73%なのに対して、ダートでは110%とプラス域だ。

特にダートの外枠は信頼度が高く、ダート×5〜8枠は【14-12-6-31】勝率22.2%、複勝率50.8%、単回収率142%、複回収率119%と、圧倒的な成績を収めている。

■三浦皇成騎手
勝利数は36勝で、3位とは僅差の5位。全体でも単回収率100%に達しており、馬券的に重宝するジョッキーだ。

クラス別で見ると、新馬・未勝利戦が【24-23-12-125】勝率13.0%、複勝率32.1%、単回収率162%と高水準。中でも逃げた際は【6-3-4-8】複勝率61.9%と信頼度抜群、積極的に狙っていきたい。

■津村明秀騎手
単複ともに回収率100%を超える数少ないジョッキー。中でも、芝では外回りコース、ダートでは1200mが狙い目となっている。

芝外回り【11-10-17-70】
勝率10.2%/複勝率35.2%/単回収率131%/複回収率114%

ダート1200m【5-7-5-32】
勝率10.2%/複勝率34.7%/単回収率125%/複回収率158%

新潟外回りでは、昨年の新潟2歳Sをリアライズシリウスで制し、22年の関屋記念を12番人気の伏兵シュリで2着に激走している。重賞でも要警戒だ。


オルフェーヴル産駒はダートに妙味

夏の新潟に強い種牡馬,ⒸSPAIA


<夏の新潟に強い種牡馬>
エピファネイア【35-21-30-190】
勝率12.7%/連対率20.3%/複勝率31.2%/単回収率127%/複回収率80%

オルフェーヴル【15-11-10-143】
勝率8.4%/連対率14.5%/複勝率20.1%/単回収率127%/複回収率85%

マクフィ【12-8-7-82】
勝率11.0%/連対率18.3%/複勝率24.8%/単回収率158%/複回収率102%
集計期間:2021年~2025年の7、8、9月開催

■エピファネイア産駒
狙い目は芝のマイル以下。芝1600m以下は【19-10-10-85】勝率15.3%、複勝率31.5%、単回収率173%と、好走率だけでなく馬券妙味も大きい。父は菊花賞馬だが、産駒は短めの距離にも対応できるようだ。

なお、ダート成績はあまり良くない種牡馬だが、ダートで前走から距離短縮した組は【0-0-3-5】複勝率37.5%、複勝回収率210%をマーク。母数は少ないものの、3連系のヒモ狙いとしては面白い。

■マクフィ産駒
アイビスサマーダッシュで2勝を挙げたオールアットワンス、新潟大賞典勝ちのシリウスコルトなどが代表産駒にいる。狙い目は芝の1000mや1200m。それぞれの成績は以下の通り。

芝1000m【3-1-1-10】
勝率20.0%/複勝率33.3%/単回収率321%/複回収率176%

芝1200m【2-1-0-6】
勝率22.2%/複勝率33.3%/単回収率663%/複回収率163%

目を見張るのは回収率の高さ。母数は多くないものの人気薄での一発に警戒したい。

■オルフェーヴル産駒
オークス馬ジュウリョクピエロを輩出し、再注目されている同産駒だが、データ上は芝よりもダートが優勢。芝【5-6-5-92】複勝率14.8%、単回収率67%、複回収率47%に対し、ダート【7-5-5-43】複勝率28.3%、単回収率173%、複回収率148%と後者が圧倒的。芝で活躍した父のイメージも人気に影響していそうだ。

なお、母数は少ないが障害【3-0-0-8】も勝率27.3%、単回収率467%と好成績。併せて覚えておきたい。


千直なら菊沢一樹騎手

最後は、夏の新潟重賞に備え、予想に活用できそうなデータをピックアップする。


夏の新潟 ピックアップデータ,ⒸSPAIA


<夏の新潟 ピックアップデータ>
芝外回り×逃げ【28-26-20-139】
勝率13.1%/連対率25.4%/複勝率34.7%/単回収率173%/複回収率149%

ダート1800m×アジアエクスプレス産駒【6-3-1-18】
勝率21.4%/連対率32.1%/複勝率35.7%/単回収率179%/複回収率118%

芝直線1000m×菊沢一樹【3-3-2-18】
勝率11.5%/連対率23.1%/複勝率30.8%/単回収率103%/複回収率112%
集計期間:2021年~2025年の7、8、9月開催

■芝外回り×逃げ
関屋記念、新潟2歳S、新潟記念と、夏に3重賞が開催される新潟外回りコース。650m以上もある最終直線が特徴で、一見すると末脚を生かす差し・追込勢が有利な舞台に思える。ところが、実際には逃げ馬が意外なほど粘り込んでおり、単回収率173%、複回収率149%と妙味も大きい。

長い最終直線を見越して道中はスローペースになりやすく、前の馬が最後まで止まりにくいことが要因に挙げられる。長い直線=差し有利という先入観だけで馬券を組むのは危ないかもしれない。

■ダート1800m×アジアエクスプレス産駒
レパードSが開催される新潟ダート1800m。その舞台で大暴れしているのがアジアエクスプレス産駒で、昨年も同産駒のドンインザムードがレパードSを制している。

好走例の大半が1~5枠【6-2-1-8】勝率35.3%、複勝率52.9%、単回収率295%、複回収率179%であり、外枠以外であれば積極的に狙いたい。

■芝直線1000m×菊沢一樹騎手
夏の新潟の風物詩ともいえるアイビスサマーダッシュ。この舞台となる芝直線1000mで好成績を残しているのが菊沢一樹騎手だ。

もともと当該コースは外枠有利が定説ではあるが、菊沢騎手が5〜8枠に入った際は【3-2-2-10】勝率17.6%/複勝率41.2%と、その中でも信頼度が高い。単勝回収率157%、複勝回収率114%と妙味も十分で、外枠に入った際は見逃せない一人だ。

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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