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【注目2歳馬】ビッグアーサー産駒ウインガラハッド タフな流れも能力の違いで逃げ切りV

2026/07/21 12:00
三木俊幸
7月18、19日の注目2歳馬ウインガラハッド,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

全兄ウインモナークは獲得賞金1億円超

週末に撮影したレースから、最も印象に残った馬を取り上げる「注目2歳馬」。7月3週目は夏の開催最終週を迎えた小倉競馬場に遠征した。2日間で合計4つ行われた2歳戦から、18日(土)の5Rに組まれた芝1200m新馬戦を制したウインガラハッドを紹介する。

父はビッグアーサー、母は現役時代に芝2000mで3勝をあげたコスモメリー。栗東・宮徹厩舎の所属で、ウインレーシングクラブにて募集総額2200万円(一口5万5000円)で募集された。

全兄のウインモナークは芝1200mで4勝。重賞でも2度入着を果たすなど、獲得賞金は1億円超で、7歳となった現在もオープンクラスで活躍を続けている。また、半兄のリトルジャイアンツも芝中距離路線で3勝。2025年の共同通信杯で3着という成績を残しており、派手さはないがコンスタントに活躍馬を送り出している血統でもある。


7月18、19日の注目2歳馬ウインガラハッド,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


前半12.2-10.6-11.1のタフな流れ

金曜日の夕方に一時的に激しい雨が降った影響が残り、土曜日の朝時点で芝コースの馬場発表は稍重。気温の高さに加えてかなりの湿度があったものの雨は降らず、馬場は回復していき、4Rの障害戦・ソレイユジャンプステークス終了後には良馬場へと変更されてレースを迎えた。

当日の馬体重は472kg。1週前の追い切りでは栗東CWコースで6F80.7、ラスト1F11.4という動きを披露していたこともあり、7頭立てと少頭数のレースで単勝1.2倍という断然の支持を集めての出走だった。

最内枠からスタートした直後、鞍上の松山弘平騎手は手綱を動かしていたが、二の足を利かせて前に取りつくと、そのままハナを切る形となる。

前半600m通過は33.9(12.2-10.6-11.1)と、新馬戦としてはタフなペース。特に200〜400m地点にかけてはナムラメアリーが外から抵抗していったことで10秒台の速いラップが計測された。400〜600mの区間はやや抵抗が弱まったことで半馬身のリードを保ったものの、それでも11.1と緩むことはなかった。

レース後半に入ると再びナムラメアリーが差をつめて抵抗し、4角まで並走が続く。ウインガラハッドにとっては厳しい展開だったと言えるが、直線に向くと楽な手応えのままナムラメアリーを振り切る。

残り200m地点を過ぎても松山騎手の手綱はほぼ動かず、馬なりのまま。外から迫ってきたハマナスノサクコロの勢いを確認して、残り50mでようやく少し追われたが、1馬身半差という手応え以上の楽勝。勝ちタイムは1:09.3での決着だった。

後半600mは35.4。11.6-11.8-12.0と減速していくラップ構成ながら、数字以上に十分な余力を残して最後まで走っており、ここでは能力が違った。全兄と同様に短距離路線での活躍が期待できそうだ。

《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。

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