“夏コクの王”松山弘平騎手に複勝率50%超データ 芝1200mで狙える条件を検証

ⒸSPAIA
北九州記念が開催
今週末は小倉芝1200mでサマースプリントシリーズ第2戦・北九州記念(GⅢ)が開催される。夏を彩る電撃の6ハロン戦に、前走を1:06.4の好タイムで走破し、小倉では2戦2勝のフリッカージャブ、葵Sで重賞初制覇を果たした新星・デアヴェローチェ、昨年の覇者で復調気配のあるヤマニンアルリフラなど、楽しみなメンバーが揃った。
そこで今回は、「芝1200mで狙いたい条件」をテーマにデータ分析。騎手、種牡馬、最後に夏競馬の予想で使えるであろうピックアップ条件を紹介していく。なお、参照するデータは2023年7月1日~2026年6月28日の過去3年分とする。
距離短縮で狙いたい岩田望来騎手

<芝1200mで狙いたい騎手>
坂井瑠星【29-17-15-79】
勝率20.7%/連対率32.9%/複勝率43.6%/単勝回収率115%/複勝回収率97%
幸英明【23-13-13-151】
勝率11.5%/連対率18.0%/複勝率24.5%/単勝回収率127%/複勝回収率73%
岩田望来【22-8-24-83】
勝率16.1%/連対率21.9%/複勝率39.4%/単勝回収率157%/複勝回収率98%
■坂井瑠星騎手
芝1200m全体では単勝回収率115%。前に行ける馬での安定感は抜群であり、前走4角5番手以内の馬に騎乗した際は、【20-10-4-39】で勝率27.4%、複勝率46.6%、単勝回収率146%とさらに成績が上昇する。
■幸英明騎手
芝1200m全体では単勝回収率127%。なかでも狙い目は内枠〜中枠に入ったとき。6~8枠が【8-4-4-74】勝率8.9%、複勝率17.8%、単勝回収率85%に対して、1~5枠では【15-9-9-77】勝率13.6%、複勝率30.0%、単勝回収率162%と非常に優秀だ。
■岩田望来騎手
芝1200m全体での単勝回収率は157%と紹介した騎手の中でトップ。注目したいのは騎乗馬の前走距離だ。距離別の成績は以下の通り。
前走から距離短縮【5-4-8-19】
勝率13.9%/複勝率47.2%/複勝回収率148%
前走と同距離【14-1-14-53】
勝率17.1%/複勝率35.4%/複勝回収率83%
前走から距離延長【1-0-1-4】
勝率16.7%/複勝率33.3%/複勝回収率60%
複勝率ベースで比較すると、距離短縮時の安定感が際立っている。
短距離もこなせるイスラボニータ、サートゥルナーリア産駒

<芝1200mで狙いたい種牡馬>
アメリカンペイトリオット【17-12-17-116】
勝率10.5%/連対率17.9%/複勝率28.4%/単勝回収率147%/複勝回収率117%
イスラボニータ【14-18-23-187】
勝率5.8%/連対率13.2%/複勝率22.7%/単勝回収率104%/複勝回収率161%
サートゥルナーリア【14-5-9-65】
勝率15.1%/連対率20.4%/複勝率30.1%/単勝回収率192%/複勝回収率108%
■アメリカンペイトリオット
現役の産駒では、先日の韋駄天Sを制したエコロレジーナやOPで複数好走歴があるラケマーダなどが活躍中。芝1200m全体の単複回収率が100%超と非常に優秀だ。注目したいのは前走着順で、着順別の成績は以下の通り。
前走1着【2-1-1-11】
勝率5.4%/複勝率26.7%/複勝回収率54%
前走2~4着【10-4-4-21】
勝率25.6%/複勝率46.2%/複勝回収率139%
前走5着以下【5-6-11-72】
勝率5.3%/複勝率23.4%/複勝回収率128%
前走2〜4着と、惜しくも敗れた馬が好走率、複勝回収率とも抜群である点は覚えておきたい。
■イスラボニータ
皐月賞馬であり、現役時は1600m〜2000mを中心に活躍していたが、産駒は1200mも好成績。
狙いたいのは末脚自慢で、上がり3F2位以内の馬は【4-7-7-15】勝率12.1%、複勝率54.5%、複勝回収率457%と高い安定感と妙味がある。また、前走上がりで見ても、上がり2位以内は【4-2-4-12】勝率18.2%、複勝率45.5%、複勝回収率131%と優秀なので、参考にしたい。
■サートゥルナーリア
現役時は2000mGⅠを2勝し、有馬記念でも2着に入った中距離馬だが、こちらも産駒は芝1200mもこなしている。前走4角2番手以内だった馬は【7-2-2-16】勝率25.9%、複勝率40.7%で、回収率は単勝233%、複勝114%といずれも黒字域に達している。前目に付けれる馬に注目だ。
北海道で押さえたいファインニードル産駒

<夏競馬の芝1200m ピックアップデータ>
函館・札幌×ファインニードル【8-4-6-23】
勝率19.5%/連対率29.3%/複勝率43.9%/単勝回収率210%/複勝回収率119%
小倉×松山弘平【17-7-7-28】
勝率28.8%/連対率40.7%/複勝率52.5%/単勝回収率137%/複勝回収率90%
中京×前走4角2番手以内【10-7-7-48】
勝率13.9%/連対率23.6%/複勝率33.3%/単勝回収率123%/複勝回収率91%
※夏競馬=該当競馬場の6月開催~セントウルS週までで集計
最後は夏競馬において、予想に役立つデータをピックアップした。
■函館・札幌×ファインニードル産駒
洋芝が舞台の北海道シリーズでチェック必須なのがファインニードル産駒。函館、札幌それぞれの成績は以下の通り。
札幌芝1200m【5-0-3-8】
勝率31.3%/複勝率50.0%/単勝回収率141%/複勝回収率83%
函館芝1200m【3-4-3-15】
勝率12.0%/複勝率40.0%/単勝回収率254%/複勝回収率143%
いずれも高い信頼度を誇っており、札幌では単回収率が、函館では単複回収率が100%を大きく上回っている。
■小倉×松山弘平騎手
松山騎手は夏の小倉で直近2年連続リーディングを獲得した小倉巧者。芝1200mでも複勝率50%オーバーと圧倒的な強さを誇っており、さらに単回収率も黒字域をマークしている。
今週末の北九州記念はフリッカージャブ(サートゥルナーリア産駒)とのコンビで参戦予定。ここも見逃せない。
■中京×前走4角2番手以内
CBC賞の舞台である中京競馬場は芝1200m屈指の前有利コースであり、昨年のCBC賞はインビンシブルパパが逃げ切り勝ちを飾っている。データ上でも前走4角2番手以内の馬は単回収率123%といったように、前へ行ける馬が好成績を収めている点は覚えておきたい。
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
《関連記事》
・【北九州記念】昨年の勝ち馬ヤマニンアルリフラ、2着馬ヨシノイースターは消し ハイブリッド式消去法
・単複回収率100%超!函館は横山武騎手、札幌は丹内騎手におまかせ 北海道開催で狙える条件を徹底検証
・91勝のC.ルメール騎手がトップで上半期を終える 岩田望来騎手は月間最多の12勝を記録【6月終了時の騎手リーディング】