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【注目2歳馬】エフフォーリア産駒ジョドレルバンク 好位で折り合い突き抜けるレースセンスを高評価

2026/06/09 12:00
三木俊幸
6月6、7日の注目2歳馬ジョドレルバンク,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

調教での動きの良さをレースでも発揮

6月に入り、2024年産まれの2歳馬たちによる戦いが始まった。週末に撮影したレースから、最も印象に残った馬を取り上げる「注目2歳馬」の今世代最初の注目馬として、6月7日の東京5R・芝1800m戦を制したジョドレルバンクを取り上げる。

父は新種牡馬のエフフォーリア、母はアースライズという血統でおじにはGⅠ・4勝をあげているクロワデュノール、1歳上の半兄には青葉賞で2着に入ったタイダルロックがいる。

1週前の追い切りでは、2023年の日本ダービー3着馬で古馬3勝クラスのハーツコンチェルトに先着するなど抜群の動きを披露。強気なコメントをすることも多いが武井亮調教師は絶対的な自信を持ち、調教で騎乗した三浦皇成騎手や今村聖奈騎手からも高い評価を受け、単勝1.3倍という人気を集めての出走となった。

出走10頭のうち半数が出遅れたが、ジョドレルバンクはしっかりとスタートを決める。D.レーン騎手は能力のある新馬に騎乗して逃げることも多いが、前に壁を作る形で控えて5番手につけた。

ヴィラーニが後続をやや引き離して逃げ、12.9-11.5-12.1(36.5)というラップで600mを通過。中盤1200mにかけては12.4-12.6-12.5と少しペースは落ちついたが、極端に遅くなるわけでもなく淡々とした流れ。この区間で3番手まで徐々にポジションを押し上げて直線に向いた。

残り400m標識を迎えるところでレーン騎手がゴーサインを出すと、跳びが大きい走りであっという間に残り200mで先頭へ。そこから左ムチ2発が入ったが、ゴール前は流す余裕を持って後続に2馬身差をつける完勝だった。

勝ちタイム1:48.1は2024年クロワデュノールの1:46.7、2025年ダノンヒストリーの1:46.8といったものと比較すると目立つものではない。しかし、道中しっかりと折り合って、ラスト11.2-11.3が記録されるところを楽に勝ち切ったレースセンスは高く評価できるとともに武器となっていくだろう。

また当日の馬体重520kgと大型馬で、まだまだ馬体の緩さも残っている現状を踏まえると、消耗が激しく反動が起こるようなレースにならなかったことは2戦目以降にもプラスに作用しそうだ。


6月6、7日の注目2歳馬ジョドレルバンクの能力値,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


ラスト11.0-11.3の展開を差し切る

その他にも、6日の東京5Rに組まれた芝1600m戦を制したフィリオソラーレについても触れておきたい。父エピファネイア、母は現役時代にフェアリーSを制しているフィリアプーラという血統で、木村哲也厩舎の所属。鞍上にはC.ルメール騎手を迎えてのレースだった。

ウィンターブリーズが12.7-11.4-12.1-12.2(48.4)というラップを刻んで逃げる展開を、好スタートから3番手を追走した。直線に向いてからもウィンターブリーズがしぶとく粘り、ラスト11.0-11.3というラップが記録されるところを、残り100mで内からきっちりと差し切る好内容。勝ちタイム1:34.3も優秀で、次走以降どのようなパフォーマンスを披露してくれるのか注目したい。


フィリオソラーレ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


《ライタープロフィール》
三木俊幸
編集者を経てフリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場でレースシーンを撮影しながら、執筆活動も行っている。

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