金鯱賞連覇などGⅡ・3勝プログノーシスが引退 ディープインパクト産駒、今後は種牡馬へ
SPAIA編集部

ⒸSPAIA
海外GⅠで2着4回
日本中央競馬会(JRA)は30日、プログノーシスが同日付で競走馬登録を抹消したと発表した。
プログノーシスは2018年5月15日生まれ、社台ファーム生産のディープインパクト産駒。有限会社社台レースホースの所有馬で、栗東・中内田充正厩舎の管理馬としてJRA通算14戦7勝を記録した。
デビュー2戦目の毎日杯(GⅢ)でいきなり3着と好走した素質馬で、2023年の金鯱賞(GⅡ)で重賞初制覇を達成。同年は札幌記念(GⅡ)も制し、GⅠの天皇賞(秋)でも3着と好走するなど、中距離路線のトップホースへと登り詰めた。
その後は2024年の金鯱賞で連覇を果たすも、以降は勝利なし。GⅡでは通算3勝を挙げながら、GⅠタイトルにはあと一歩手が届かなかった。
特に印象的だったのが、2023年から今年にかけて香港のクイーンエリザベス2世カップ(GⅠ)での3年連続2着。昨秋もオーストラリアのコックスプレート(GⅠ)で2着があり、海外成績はすべてGⅠ競走で5戦0勝ながら2着が4回もあった。
今後については、北海道沙流郡日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定。ディープインパクトの後継種牡馬としての期待も大きく、届かなかったGⅠ制覇は産駒に託される。
《関連記事》
・【香港チャンピオンズデー回顧】クイーンエリザベスⅡ世Cはタスティエーラが優勝 プログノーシス2着で日本調教馬ワンツー
・現役最高の新潟巧者は? 勝率52.4%の「ルメール」×「未勝利戦」など騎手、種牡馬ごとに徹底検証
・単複回収率200%超!武豊騎手の激アツ条件 サマー重賞に強い騎手、調教師を徹底分析
