【宝塚記念】有馬記念の好走馬と相性がいいレース ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部
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有馬記念とリンクする
2023年6月25日に阪神競馬場で開催される宝塚記念。中距離GⅠを3連勝中のイクイノックス、エリザベス女王杯を制し、有馬記念も3着と好走したジェラルディーナ、天皇賞(春)勝ちのジャスティンパレスなど、中長距離路線で屈指のメンバーが集まった。ここではローテーションに見られる特徴を探っていく。
古くはシンザンやグラスワンダー、テイエムオペラオー、近年ではクロノジェネシスなど、同一年の春秋グランプリ制覇を成し遂げた馬は多い。宝塚記念と有馬記念では問われる能力が似通っているのかもしれない。
過去10年の宝塚記念優勝馬のうち、前年の有馬記念に出走していた馬は5頭いる。特に「前年の有馬記念で5着以内に入っていた馬」は【5-3-2-9】勝率26.3%、複勝率52.6%と好走率が高い。しかも、該当馬なしの18年、唯一の該当馬ゴールドシップが大出遅れで敗れた15年を除き、毎年連対馬が出ている。今年ならイクイノックスとジェラルディーナが対象。実績から考えても、どちらか、あるいは両方が連対する確率は高そうだ。
また、天皇賞(春)組も毎年ここに出走してくるが、こちらは前走着順と本番での単勝オッズが大事。「前走4~7着」かつ「宝塚記念で単勝オッズ20.0倍未満」なら【3-2-0-3】勝率37.5%、複勝率62.5%、単回収率233%と高水準だ。タフなレースになる天皇賞(春)で、走りすぎず負けすぎないのが丁度いいのかもしれない。今年、該当する可能性があるのはブレークアップ。有馬記念16着から、重賞で3、4着と巻き返してきている辺り、成長がうかがえる。中穴どころで一考だ。
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