【かしわ記念】「このメンバーでは一番強いと思っていた」 浜中俊騎手騎乗のメイショウハリオが追い比べ制す
三木俊幸
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
帝王賞に続いてJpnⅠ・2勝目
JRA、地方所属の各馬が集結してダートのマイル王を決める一戦、かしわ記念(JpnⅠ・ダート1600m)は浜中俊騎手が騎乗し、2番人気のメイショウハリオが勝利。昨年の帝王賞以来、2つ目のJpnⅠタイトル獲得となった。
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最内枠からスタートしたヴァレーデラルナと2021年の優勝馬カジノフォンテンが先行争いを繰り広げ、最終的にはヴァレーデラルナが半馬身ほどのリードをとるも、前半800mまでは12.2-12.0-12.5-12.8(49.5)と流れた。
3角では3番手を追走していたハヤブサナンデクンが先頭に立ち、中団より後方にいたタガノビューティー、メイショウハリオもポジションを押し上げて最後の直線は横に広がっての攻防。ゴール前は内にハヤブサナンデクン、大外からメイショウハリオ、間を突いてタガノビューティーと3頭による追い比べとなったが、メイショウハリオが1:39.3(良)という勝ちタイムでクビ差先着した。
「また一緒に勝てて嬉しいです」
メイショウハリオに騎乗した浜中騎手はレース後のインタビューで開口一番「メイショウハリオとまた大きなレースを一緒に勝てて嬉しいです」と語った。前走のフェブラリーSではスタートで大きく出遅れるも、上がり35.8で追い込み3着。今回も前半は馬の気分に合わせてリズムを整えることを優先し、持ち味の末脚を活かせる競馬を考えていたとのこと。「今日のメンバーでは一番強いと思っていたので、自信を持って乗りました」とコメントしたとおり、着差以上の強さを感じたレースだった。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
2着タガノビューティーは前走のコーラルSで久々の勝利をあげての参戦。勝負所では石橋脩騎手の好判断でロスなく馬群の間を立ち回った。左回りのマイル戦という条件もあっており、力は発揮できたと言えるだろう。
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タガノビューティーから1/2馬身差の3着となったのは、ハヤブサナンデクン。先行勢にとっては楽なペースではなかったが、切れ味のあるタイプでないだけに他馬が動く前に3角で自ら動いていったことが好結果に繋がった。
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ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
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