【NHKマイルC】ハイブリッド式消去法でエエヤンら実績上位馬が次々脱落! 残るのは超伏兵の3頭!

八木遊

過去10年のNHKマイルC『関東馬』×『前走から騎手乗り替わり』の成績,ⒸSPAIA

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5つのデータから絞れた馬は?

先週は3年ぶりに京都に舞台が戻ってきた『天皇賞(春)』を予想。最終的にタイトルホルダー、ジャスティンパレス、ボルドグフーシュの3頭が消去を免れたため、三連複1点で勝負した。結果はご存じの通り、ジャスティンパレスが快勝したものの、ボルドグフーシュは6着、タイトルホルダーはまさかの競走中止に終わった。馬券は外れたが、1点勝負だったためダメージは最小限で済んだ。

天皇賞(春)が終わり、いよいよ今週からは東京での5週連続GⅠが始まる。もちろん予想するのは、3歳マイル王を決める『NHKマイルC』だ。いつも通り、過去10年のデータから複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、条件に当てはまった馬を順番に消去していく。対象は抽選対象(*)の馬を含めた全20頭とする。


『関東馬』×『前走から騎手乗り替わり』★0.0%★

最初は東西別データから過去10年で【4-5-2-58】(複勝率15.9%)の関東馬を取り上げる。複勝率は【6-5-8-92】(同17.1%)の関西馬と大差ないが、前走から鞍上変更が生じていたかどうかが明暗を分ける。関東馬に前走とは違う騎手が跨っていた場合は【0-0-0-29】(同0.0%)で、1頭も馬券圏内に入っていなかった。乗り替わりがあった関西馬は【2-4-6-42】(同22.2%)なので、むしろ買い条件だ。

登録馬20頭のうちこの条件に当てはまったのは、前哨戦のニュージーランドトロフィーを快勝したエエヤンなど4頭。3分の1で抽選対象のサトノヴィレも消去対象となった。

【今年の該当馬】
・ウンブライル
・エエヤン
・サトノヴィレ*
・モリアーナ


『前走時馬体重470kg以下』×『キャリア4戦以下』★0.0%★

2つ目は出走馬の馬格に注目した。前走時の馬体重が470kg以下の平均か小さめの馬は過去10年で【4-4-7-68】(複勝率18.1%)と悪くない成績。ただし、キャリア4戦以下でレースに臨んだ馬に限ると、【0-0-0-13】(同0.0%)と3着以内がなかった。

今年は唯一、オオバンブルマイだけがこの条件に一致。エエヤンに続いて、前哨戦(アーリントンC)を勝った馬が消去対象となった。

【今年の該当馬】
・オオバンブルマイ


『前走で人気を上回る着順』×『前走時馬体重増』★3.6%★

3つ目のデータは、前走で人気を上回る着順に好走していた馬に注目した。過去10年の成績はなんと【2-2-5-81】(複勝率10.0%)という低迷ぶりだ。特に前走時に馬体重が増えていた馬は【1-0-0-27】(同3.6%)。28頭の中で唯一馬券に絡んだのは、15年に3番人気で優勝したクラリティスカイだけだった。そのほかは17年に1番人気で17着に大敗したカラクレナイなど馬券に絡むことができていない。

今年この条件に当てはまった馬は4頭。ここでも前哨戦としての役割を持つファルコンS勝ち馬のタマモブラックタイが消えた。

【今年の該当馬】
・クルゼイロドスル
・シャンパンカラー
・タマモブラックタイ
・トーホウガレオン*


『父ミスタープロスペクター系』×『前走上がり4位以下』★5.3%★

続いては血統データに注目した。取り上げるのは父がミスタープロスペクター系の馬。過去10年の成績は【1-2-2-34】(複勝率12.8%)とやや苦戦気味だ。ただし、前走時の上がり3ハロン順位が3位以内なら【1-1-2-16】(同20.0%)なので悪くない。一方で、同順位が4位以下だった馬は【0-1-0-18】(同5.3%)で好走率は低かった。

今年この条件に当てはまったのは以下の5頭。シャンパンカラーはすでに消去済みなので、朝日杯FSを勝ったドルチェモアを含む4頭が新たに消去リスト行きとなった。

【今年の該当馬】
・(シャンパンカラー)
・シングザットソング
・ダノンタッチダウン
・ドルチェモア
・ナヴォーナ*


『前走時馬体重490kg以上』×『今回1~4枠』★7.1%★

4つの条件を終えた時点で20頭中13頭が消えた。残る7頭の取捨は前走時の馬体重と今回枠順の組み合わせで決める。2つ目のデータでは、前走時馬体重が470kg以下という条件を用いたが、ここでは逆に大型馬をピックアップする。具体的には過去10年で【2-3-1-37】(複勝率14.0%)の前走時490kg以上の馬。馬券に絡んだ6頭のうち5頭はNHKマイルCで5~8枠に収まっていた。つまり、1~4枠から馬券に絡んだのは1頭だけ。過去10年で【1-0-0-13】(同7.1%)という成績が残っている。

4つの条件を終えて残っていた7頭のうち、前走時の馬体重が490kg以上だったのは以下の4頭(フロムダスクは前走海外だったので2走前の馬体重を対象とした)。この4頭が1~4枠に入った時は消去する。

【今年の該当候補】
・カルロヴェローチェ
・ショーモン
・セッション
・フロムダスク

全ての条件を終えて、確実に残るのはオールパルフェ、ミシシッピテソーロ、ユリーシャの3頭。オールパルフェとユリーシャは前走の敗戦で不当に評価を下げているが、飛び抜けた存在がいない今年のメンバーなら上位争いをしてもおかしくない素質の持ち主だ。ミシシッピテソーロも前走のニュージーランドトロフィーで勝ち馬から0秒5差の5着なら今回も走破圏内。

馬券はいつも通り、消去を免れた馬の三連複ボックスで勝負する。もし5つ目の条件で4頭がそろって消えたときはオールパルフェら3頭の三連複1点が買い目となる。

【ライタープロフィール】
八木 遊
野球兼競馬ライター。スポーツデータ会社やテレビ局の校閲職などを経てフリーに。2022年の全重賞回収率は67.0%。今年は中山金杯からホープフルSまで、消去を免れた馬の三連複ボックスを買い続ける予定。今年の回収率は31.9%(4月30日現在)。

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