【マイラーズC】参考レース振り返り データは中山記念組、レース内容からはジャスティンスカイ

三木俊幸

2023年マイラーズCに出走するジャスティンスカイ,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

参考レースを振り返る

4月23日(日)、グランドオープンした京都競馬場での最初の重賞レースとして行われるのはマイラーズC(GⅡ・芝1600m)。春のマイル王を決める安田記念の前哨戦だ。出走を予定している馬たちの主な参考レースを過去10年のデータとともに振り返っていく。


中山記念【データ:A メンバーレベル:B】

過去10年の成績【2-0-0-2】勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%

出走例は4頭だけだが、2020年インディチャンプ、2021年ケイデンスコールが勝利しており単回収率は170%という成績だ。

スタートはあまり良くなかったものの、内枠からドーブネがすんなりと逃げ、前半1000m1:00.0というペースを刻む。レース後半は馬群が一団となって流れ、迎えた最後の直線、間を割ってきたヒシイグアスが力強く突き抜け、2着ラーグルフに3/4馬身差をつけた。

このレースをステップにマイラーズCへと挑むのは、4着だったシュネルマイスター。道中は7番手のインで脚を溜め、直線は馬群を縫って最内に突っ込むも接触する不利があっての0.2秒差。得意とはいえない中山コースでも、地力を改めて証明した一戦だった。直線の長い京都へのコース替わりはプラスに作用するだろう。


洛陽S【データ:B メンバーレベル:C】

過去10年の成績【1-2-0-4】勝率14.3%、連対率42.9%、複勝率42.9%

2015年にレッドアリオンが勝利、リステッドとなってからは2019年グァンチャーレと2021年アルジャンナがともに2着と好走している。

2月の阪神競馬開幕週に行われたレースは、気合をつけてハナを主張したシャイニーロックが前半800mを47.0で通過。直線はシャイニーロックとピースオブエイトが並んで競り合うところ、その外から突き抜けたジャスティンスカイが後続に1.1/4馬身差をつけて勝利した。勝ちタイムは1:33.1だった。

3歳夏までは2000m以上を使われていたジャスティンスカイだが、1600mに距離短縮してから3連勝とマイル適性の高さを見せている。重賞でも通用するだけの力はあるだろう。

3着シャイニーロックは開幕週の馬場と展開を味方に粘った。次走、1800mの大阪城Sでは8着に敗れていることからもベストは1600mと言える。今回も開幕週の馬場を味方につけたい。

8着ゴールデンシロップは中団追走から直線に向くも、伸びを欠き8着。現状ではこの競馬が精一杯かもしれない。


マイルCS【データ:C メンバーレベル:A】

過去10年の成績【0-0-1-1】勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率50.0%

前走マイルCSからの参戦は2頭と少なく、勝利はなし、2018年エアスピネルが3着に入っている。

レースはピースオブエイトが一旦は主導権を握るかと思われたが、3角で先頭は入れ替わり最終的にはファルコニアが逃げる形となる。直線は各馬が横に広がっての争いとなったが、4角13番手だったセリフォスが大外から豪快に突き抜け、1:32.5という勝ちタイムで勝利した。

4着ソウルラッシュは中団からレースを進め、直線は外から伸びるも勝ち馬とは0.3秒差。しかし、2着ダノンザキッドとは0.1秒差で差のない内容だった。今回のメンバーに入れば力は上位だ。


六甲S【データ:C メンバーレベル:C】

過去10年の成績【0-2-1-18】勝率0.0%、連対率9.6%、複勝率14.3%

21頭と出走数は多いが未勝利で、好走率も低め。2013年サンレイレーザー、2014年フィエロの2着が最高成績、リステッドとなって以降は2022年にファルコニアが3着に入っている。

雨が降り、重馬場で行われた今年の六甲S。気合をつけて先頭に立ったノルカソルカが後続を3馬身ほど引き離して前半800mを47.9で通過し、やや内をあけて直線へと向いた。そのスペースから伸びてきたのは道中3番手を追走していたサヴァ。しぶとく食い下がったザイツィンガーを残り150mで振り切り、1.3/4馬身差をつけて勝利した。2着は9番手追走で大外から伸びてきたオニャンコポン。3着ザイツィンガーも道中2番手だった先行有利決着の中で伸びが目立った。

グラティアスは1番人気に支持されての出走。5番手から運び、直線では徐々に外に持ち出されるもジリジリとしか伸びず5着。トリプルエースは後方3番手から直線は最内を突くも、前との差は詰まらず13着という結果だった。

サヴァは洛陽S7着から六甲S1着だった。この結果も踏まえると全体的なレースレベルは低かったと分析できる。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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