【ドバイWCデー】2回目の海外挑戦「順調に来ている」 ダービー馬ドウデュースが馬場入り
三木俊幸
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
ダービー馬ドウデュースが馬場入り
前日に多くの日本馬が追い切りを済ませており、3月23日(木)の馬場に姿をみせた日本馬の数はここ数日に比べると少なかった。それでもドウデュース、イクイノックス、ジオグリフが姿を現した。
木村哲也厩舎の2頭は調教開始時刻の午前5時に登場、それぞれダートコースで軽めの調整を行い厩舎地区へと引き上げていった。
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陽が昇ってハロー掛けが終わったあと、午前7時の組ではドバイターフに出走するドウデュースが馬場入り。前川助手を背にダートコースを歩かせたあと、キャンターで馬場を1周した。
芝コースではなくダートコースでの調整について、管理する友道康夫調教師は「土曜日芝に入った時の行きっぷりが良かったので、ダートで落ち着かせることを優先した」という理由を語った。栗東での調整時の追い切りで好タイムをマークするなど、仕上がっていたということもあり、ドバイでは調整程度で大丈夫という判断だったようだ。フランス遠征を経験して今回が2回目の海外挑戦、「順調に来ている」との言葉も聞かれた。
メイダン競馬場の芝コースについては、「グリップが効いて走りやすい馬場で、良い感じで走れていた」と助手から報告を聞いているとのコメントもあった。馬体重は計ってはいないそうだが、見た目は輸送の減りもなく、日本の時と同じ馬体を維持していると評価していた。
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今回は「芝1800m」「ワンターン」「左回り」と3拍子揃った最も良い条件。日本ダービーを制した13番ゲート(馬番は3番)から初の海外GⅠタイトル獲得が期待される。
カントリーグラマー、ロードノースの姿も
外国馬ではドバイワールドカップ連覇を狙うアメリカのカントリーグラマー、ドバイシーマクラシックに出走するウエストオーバーなどの姿があった。カントリーグラマーはダートコースでの軽めの調整とゲートの確認。ウエストオーバーはムーア騎手が騎乗して、ダートコースの外目を周回した。
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その他、ドバイターフ3連覇を目指すロードノースはデットーリ騎手が騎乗。前走のネオムターフカップを勝利し、ドバイシーマクラシックに参戦するモスターダフなどが芝コースで調教を行った。
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ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
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