【高松宮記念】雨の影響受ける馬場、必要なのは切れよりパワー 重厚な血を持つピクシーナイト
SPAIA編集部
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重厚な血が生きる
2023年3月26日に中京競馬場で行われる第53回高松宮記念。このレースは3年続けて重馬場で行われており、その影響もあるのか、米血中心もしくは欧州血脈をバランスよく取り入れた馬が上位争いをしていた。
さて、今週の中京競馬場の天気だが、執筆時点の予報ではずっと雨が続くとのこと。仮に良まで回復したとしても極限のスピード勝負は望めない。となると今年もサンデー系を中心とした切れるタイプより、米血や欧州血脈を含む馬が台頭するだろう。
というわけで、今回はピクシーナイトを推してみたい。父モーリスは名マイラーだったが、その母系はメジロ牧場ゆかりの重厚な血筋で、切れよりパワーの配合だ。
母の父キングヘイローは父が欧州の至宝ダンシングブレーヴ、母はアメリカの名牝グッバイヘイローで、現役時代は中京や中山など力の要る芝を得意としていた、高松宮記念の勝ち馬。母父としてはピクシーナイトだけでなく、昨年の年度代表馬イクイノックスも輩出。イクイノックスは中長距離馬だが、ほかに母父としてウォーターナビレラ(ファンタジーS)、ローレルベローチェ(シルクロードS2着)などの短距離馬も出している。
ピクシーナイトはイクイノックス同様にサクラバクシンオーの血も内包しており、この2本の血がGⅠを勝つ底力の源なのかもしれない。
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