【フェブラリーS】父は砂の名種牡馬シニスターミニスター 完全復活、ドライスタウト

SPAIA編集部

フェブラリーSの出走馬ドライスタウト,ⒸSPAIA

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米国血統が活躍

2023年2月19日に東京競馬場で行われる第40回フェブラリーS。JRAで2レースしかない、貴重なダートGⅠである。近年の勝ち馬の名前を見ると連覇中のカフェファラオをはじめ、米国産馬の活躍が目立っており、マイルのダート戦らしくスピードとパワーを兼ね備えた血統が活躍している。

ドライスタウトの血統表,ⒸSPAIA


ドライスタウトは米GⅠブルーグラスS(ダ9F)を勝ったシニスターミニスターの産駒。シニスターミニスターはテーオーケインズ(チャンピオンズC)、ヤマニンアンプリメ(JBCレディスクラシック)などダートの大きいところを勝った産駒を多く輩出している。フェブラリーSの勝ち馬はまだ出していないが、2015年にインカンテーションが2着。ドライスタウトはそのインカンテーションと同じシニスターミニスター×ミスタープロスペクター系という配合で、さらにGⅠなどの大舞台で底力を発揮するリアルシャダイの名も母系に見られる。この血があとひと押しにつながるとみたい。

注目の外国馬シャールズスパイトは、父がBCスプリントを勝った快速馬Speightstownで、母Perfect ShirlはBCフィリー&メアターフ、また祖母も米GⅠフラワーボウルHの勝ち馬という良血。父はダートGⅠ、母は芝GⅠ勝ち馬で、本馬も芝GⅠを勝ち、ダート重賞でも好走。父、母のいいところが出ており、ダートGⅠを勝てるポテンシャルは十分持っている。

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