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【有馬記念】スタミナだけでは戦えないグランプリ 三冠牝馬の血を継ぐジェラルディーナ

2022/12/25 11:00
SPAIA編集部
ジェラルディーナの血統,ⒸSPAIA

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スタミナだけでは通用しない

2022年12月25日に中山競馬場で行われる第67回有馬記念。暮れの中山といえば、馬場が荒れて時計のかかる印象なのだが、それはひと昔の話なのだろう。長距離とはいえ、現代競馬らしくある程度のスピードは必要で、昨年、母系にスタミナを詰め込んだタイトルホルダーやパンサラッサが馬券外に沈んだシーンを見て、改めてそれを感じた。

2022年有馬記念に出走するジェラルディーナの血統,ⒸSPAIA



今回注目したいのはジェラルディーナ。母ジェンティルドンナは牝馬三冠に加え、古馬になってからも有馬記念など大レースをいくつも制した名牝。父モーリスは現役時代こそマイル~中距離で活躍した馬だが、スタミナに定評があるメジロ牧場の母系出身だから、潜在的なスタミナは十分あったのではないかと思われる。6ハロン(約1200m)のGⅠを勝っている祖母からスピードも受け継ぎ、現代の有馬記念に必要なスピードも内包する。

このレースは過去にマツリダゴッホやドリームジャーニーなど、中山巧者、もしくは内回り巧者が勝っているが、このジェラルディーナも、上がりがかかるコースの鬼ではないかと踏んでいる。先物買いの意味でも積極的に狙っていきたい。



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