【朝日杯FS】ダノンタッチダウンに暗雲? デイリー杯「2着」「4角6番手以下」の連対ゼロ

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東京マイル実績を買う

今週末は2歳マイルGⅠ・朝日杯FSが行われる。サウジアラビアRC、デイリー杯2歳S、京王杯2歳Sの連対馬計6頭がいずれも出走する反面、OP特別やリステッドの好走馬はカンナS勝ち馬ウメムスビだけというメンバー構成になった。ローテーションに見られる特徴を探っていこう。

朝日杯FS、過去10年の優勝馬ローテーション,ⒸSPAIA



中山時代を含む過去10年、優勝馬の前走に注目する。複数勝利はベゴニア賞(3勝)とサウジアラビアRC(2勝)だけ。新馬、未勝利、さらにはダートからの参戦(2013年アジアエクスプレス)でも勝ち馬が出ており、どの前哨戦が有利というのはあまりない。ただ、そんな勝ち馬10頭にも「前走1着」という共通点があり、前走で負けていた馬は総じて振るわない。

サウジアラビアRC組(重賞・いちょうS時代含む)の勝ち馬は【2-1-2-0】で複勝率100%。前記したベゴニア賞の勝ち馬も【3-0-0-1】であり、小細工の効かない東京芝マイルを勝ってきた実績は買いたい。ドルチェモアはもちろん、同コースの新馬戦を圧勝したレイベリングも抑えが必要か。

京王杯2歳S組は【0-2-2-27】と苦戦。ここから馬券に絡んだ4頭は京王杯で「上がり33秒台を記録して3着以内」を満たしていた。オオバンブルマイ、フロムダスク、ミシェラドラータはいずれもここに当たらず、見送りが正解だろう。

デイリー杯2歳S組はその1着馬【1-2-1-2】に対し、2着馬【0-0-1-6】。着順通り、オールパルフェを上にとる。また、デイリー杯で「4角6番手以下」だった馬は【0-0-0-8】と全滅。このローテは一気の頭数増になるケースが多く、好位がとれない馬にとっては条件が悪化する。ダノンタッチダウンは強烈な追い込みの印象で人気になるだろうが、臨戦過程のデータからは危険信号が灯る。



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